ワクチン、打ってきました！

2021.03.17

テーマ：ニュース(100209)

カテゴリ：コロナウィルス

皆さんこんにちは。とある総合内科専門医です。今日もアクセスありがとうございます！

打ってきました！新型コロナウィルスのワクチン。ファイザー社のワクチンです。

なにせ初めてのことですし、報道や文献を通じて事前にいろんな知識を入手いたので、変に心配でしたが、特に大きな問題は今のところ起きていません。

まず、痛いか痛くないか。今は痛いです。少しだけ。注射を打つときの痛みは、例えば薬液量の多さ、注射液に含まれる添加物の種類、pH、薬液の温度、投与速度、針の太さなどで決まってきます。

今回は、あっという間のことでしっかり確認できなかったのですが、おそらくに27ゲージの太さの針だったと思います。と言ってもよくわからないかと思いますが、数字が大きいほど細い針です。通常の採血は22ゲージ、普通の注射は24ゲージ、インスリンの針は32-34ゲージとなります。

今回の薬液注入時の痛みはほぼ皆無でした。針をさした時もほとんど痛みが分からないくらいでした。インフルエンザの時は注入している時から痛みが出ますが、この新型コロナウィルスのワクチンは注入時は痛みがありませんでした。

ただ、インフルエンザの時もそうですが、打ってしばらく時間がたつと痛くなってきます。このワクチンも同様です。ただし今のところ接種して5時間ほど経ちますがインフルエンザの時ほど痛くありません。明日以降は分かりませんが。

幸いにしてアナフィラキシーを疑う、皮疹や痒み、口や鼻、目などの粘膜の腫れ、腹痛や下痢、血圧低下や頻脈、動悸や息苦しさなどは全く起きませんでした。

ただし、蜂に刺される時もそうですが、2回目が特に問題になりますので、3週間後の摂取の時、再度気をつけたいと思います。

接種する会場についても、工夫がされていたと思います。

当院の場合、講堂を会場として、隣の大会議室を打った後の経過観察の場所として使用していました。

インフルのように問診票を出して、はい接種、というように簡単にはいかず、受付、問診票の確認が各々2列、ワクチン接種は3列、接種後の確認と事務処理が2列で行われていて、物々しい雰囲気ではありましたが、密にならないような工夫がされていたと思います。

問診票の確認は医師が、ワクチン接種は看護師が担当し、脇には看護師と薬剤師が控えており、講堂と大会議室にはDCと救急カート、心拍モニターが置いてありました。

大会議室では15分待機するわけですが、換気のため窓が開けられておりました。今日のお昼の陽気が心地よく、ちっとも寒くもなく逆に暑くもなく、またリラックスできるように音楽がかけられていました。昼寝にうってつけの環境でした。これらはアナフィラキシーを防ぐ環境づくりになっていたのではないかと思います。

とまぁ色々お話しましたが、とりあえずは安全に終わったなという感想です。

少しでもみなさんの参考になればうれしいです。

1日も早い安全、安心な世の中を取り戻すために、元通りの日常を取り戻すために...

・うがい、手洗いを徹底すること
・マスクを着用すること
・外食や多人数での集まりを極力少なくすること

今すぐ実践しましょう！

また、ワクチンが元の世の中を取り戻す起爆剤になることを切に願います。

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