2005/11/29(火)22:04
200日移動平均解離率と騰落レシオについて
本日の日経平均は下落。
このまま、相場は、ボックス圏に突入するのか、もしくは下落に転じるのか?それとも、大方の予想に反して上昇するのか?
僕のスタンスは、強いて言えばスィングトレーダーですが、短中期的には弱気です。
理由は2つあります。
一つ目は、200日移動平均線解離率。
歴史的に見て、日経平均の200日移動平均線との解離率が20%を超えたのは、大きく分けて11回。
今回は、11月18日に超え12回目、80年代以降では、7回目です。
いずれも、日経平均は、その後、調整局面を迎えています。
参考までに、中期でみれば、いずれも、その後、高値を更新し、平均7ヶ月後、平均20%近く上昇しています(24日付け日経金融新聞より)。
成功しようと思えば、こういう”歴史”を決して軽視してはいけません。
二つ目は、25日移動平均騰落レシオ。
騰落レシオとは、上がった銘柄と下がった銘柄の比率を表します。
騰落レシオ 25日移動平均とは、その日を含めて過去25日間のデータを用い、 (過去25日間の値上がり銘柄数の合計÷過去25日間の値下がり銘柄数の合計)×100(%) で算出できます。
値上がり銘柄数が多いと100%を上回り、値下がり銘柄数が多いと100%を下回ります。一般には120%を超えると過熱相場、70%前後が底値圏と見る場合が多く、
今回は、22日に120%を越え、一週間120%以上をキープしていますが、僕は、この水準が2週間も3週間も続いたことは記憶にありません。
テクニカルには、いろいろな指標があって、いろいろな捉え方があるでしょうが、今回は、この二つで弱気になるのに十二分ではないでしょうか?
ただし、日経平均の予想は、相場で儲けるための多くの要素のうち、ごくごくわずかにすぎませんし、そもそも必要ないのかもしれませんが・・。
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