被災に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
東北・太平洋巨大地震に遭遇された皆様、心よりお見舞い申し上げます。私は、12日のその時間横浜市中区の事務所でデスクで仕事をしていました。目の前にいる弊社役員に「地震?」と一言声をかけた時は、気がつくのが早かったのか、まだ大した揺れではありませんでした。しかし、そう言っている内にも大きな揺れとなり、私達は会社のバルコニー、これがこのオフィスビルの中では一番広いバルコニーで空が見える配置なのですが、ここに急いで出ました。それでもまだ暢気な状態でいたのは否めなかったのですが、そんな気持ちも吹き飛ぶ程の揺れにあっという間になり、何もないベランダで立っている事は既に不可能で、しゃがんで抱き合っていました。揺れは縦にも横にも感じ、少しの間にターンテーブルの上で回されているかのような揺れへと変化しました。その時には、私達のビルの向かいのガラス張りのビルが、今にも倒れそうな程にゆさゆさと揺れていて、そのビルを見ているのが本当に怖かったです。向かいのビルのブラインドは、グチャグチャになり、テーブルや椅子がガラス張りの窓までぶつかって来て、今にも窓が割れそうな感じでした。ベランダからは会社内で何かがガシャーンと崩れる音がし、余震の事も考えるとすぐには中には戻れませんでした。しかし、すぐに手ぶらで出た事に気がつき、最低限の荷物をとりあえず携帯し出口の確保などに努めました。幸い、積み上げたダンボールなど少しの荷物が崩れただけで済み、奇跡的に被害はほんの少しで済みました。ご心配頂きました皆様、ありがとうございます。本当にその瞬間にどこにいるか、誰といるか、何をしているかで、生死が分かれるような恐怖の体験でした。横浜でもこんなに怖かったのですから、皆様の恐怖はいかほどのものだったかと想像すると、胸が痛みます。後に報道で知ったのですが、横浜では横浜球場横のビルの壁が崩落した事案がかなり大きな被災であったようなのですが、そのビルから弊社までは数百メートルという範囲でした。前述のビルも1Fのガラスが割れていました。どうやら、中区はかなりの揺れに襲われたようです。私共は、実はこの土日にパシフィコ横浜にてイベント出展を行なう予定でしたが準備を行なっている金曜日に地震に遭い、夕方になってこの会場が「帰宅困難者」のための避難会場に指定されたため、イベントが中止となり予定がキャンセルとなりました。イベントの中止により一瞬途方にくれましたが、こんな時には中止するのが正解と理解し、会社から徒歩25分の私の自宅で役員と一夜を過ごす事になりました。ずっと続く余震と船酔いのような感覚がおさまらず、この日はほとんど眠れませんでした。翌日、ガスをつけようとリセットボタンを押しましたが点きません。ガスメーターの点滅は消えたのになぜかと思いましたが、どうやらマンション内に入っているマイコンがなかなかリセット出来ずに点かなかったようでした。翌日まで待ってスイッチを何度か押したところ、復旧出来ました。コンピュータ制御も本当に問題ですね。この急に休みとなった2日間で、被災に遭われた皆様に対して、小さな企業として何か出来ないかと考えました。そして弊社メディペットは取扱商品である「ケア・ミスト」=手指のアルコール噴霧消毒剤、約1,000本を無償提供する事に決めました。現在鋭意努力し、民間の団体を通じて、被災地にお届けするべくルートを確保しております。被災されている皆様からも「ウエットティッシュが欲しい」というお声を多数聞きました。弊社商品であれば、手指への直接噴霧で手を擦り合わせれば衛生を保てますし、ティッシュやタオルに浸せば様々な目的にご利用頂けます。また、切り傷などの消毒にも使えますし、赤ちゃんのお尻拭きや、ペットの汚れにも使えます。この様々な用途を生かして頂きたく、緊急に商品を提供する事を決定致しました。このため、少々通常ご利用頂いている皆様には品薄の状態となる可能性がありますができるだけの対応をさせて頂きますので、何卒よろしくお願い申し上げます。小さな企業のほんの気持ちですが、皆様が実際に困っている事に具体的に役立てて頂けましたら、本当に嬉しいです。横浜から、皆様の気持ちがちょっとでも和らいだらと、強く強く応援しております!最後に、原発直下に住んでいる同級生の佐藤君!!大丈夫ですか?心より心配しています!是非、是非連絡下さい。 株式会社メディペット 代表取締役:小山貴弓