テーマ:今日の出来事(291550)
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今日は月に一度のリサイクルゴミの日。
ペットボトル、新聞紙、ダンボール、空き瓶…… 早朝六時から、せっせとゴミ出しに励んだ。 ゴミ置き場には、一人のオジさんが立っている。 ゴミ当番は毎月交代で近所の住人が出るのだが、 当番の人は朝七時半に来ればいい事になっている。 そのオジさんは、毎月リサイクルの日には 早朝からゴミ置き場に立っている。 誰かが見ていないと、適当にゴミを置いてく人がいるので ちゃんと監視しているのだ。 僕は「おはようございます」と言って、所定の場所にゴミを置く。 間違えると注意されるので、緊張しながらゴミを置く。 無事にゴミを置きおえた僕は「失礼します」と一礼して家路に着いた。 ゴミ置き場のオジさんは、偉いと思う。 無報酬で、あまり感謝もされず、いつもそこに立っている。 僕には出来ない。 僕はオジさんが、なぜゴミ置き場の治安を守るために頑張れるのか考えた。 オジさんの心境は、公園で鳩に餌をやる感覚なのだろう。 公園で鳩に餌をやると、たくさんの鳩が寄ってきて餌を食べる。 あれって、なんとなく嬉しい。 鳩は「ありがとう」とも言ってくれないし、恩返しもしてくれない。 でも、餌に群がる鳩を見てると餌をやった人は嬉しい。 オジさんは、ゴミ置き場の治安を守る事で、喜びを得ているのだろう。 そんな人が近所にいてくれる事に感謝するが、僕には出来ない。 僕はしばらく、餌に群がる鳩でいようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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