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今日の昼間、トイレに駆け込む人がいた。
ゆっくり廊下を歩く僕を追い越し、 彼は猛スピードでトイレに駆け込んでいった。 かなり切羽詰っていただろうことは、誰の目にも明らかだった。 僕はそんな彼を平然と見送り、ゆったりと歩きながら、 彼と同じトイレに入った。 僕は便器と対峙した直後、震える手でチャックを開け 限界を超えるほどパンパンに膨張しているであろう膀胱から 充満した液体を放出し、危機的状況を回避した。 僕はどんなに限界ギリギリの状態でもトイレには走らない。 家のトイレだったら走るけど、 人前では絶対にトイレに走らない。 僕は今まで、そうやって生きてきた。 そしてこれからも、そうやって生きていくだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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