春節的厦門紀行 その1。

期間:2003/01/30(Thu)~02/02(Sun) 行先;中国福建省厦門
お題;いきなりチャイニ~ズパワ~の洗礼受けまくり~っ(T◇T)


1/30(木)
早朝5時前、ウチを出る。7:30までに成田空港第2ターミナルに行か
ないといけないので、よろよろしながら始発電車に乗りYCATから高速
バスに乗る。まだまだ外は真っ暗。車中爆睡(^-^;
この時間のバスにはアテンダントさんが結構乗っている。
6:50、第2ターミナル到着。まだインフォメーション下の海外保険デ
スクすら閉まっていて開店前の様相。だけどもう朝一番のフライトに
乗る人達で結構賑わっている。
ケータイに“7時ちょっとすぎには着く”とメ~ルは来たのに、同行
者Sがなかなか現れない(-_-; 
ん~。。と思っていたら7:25頃になってS到着。スカイライナーに乗
ってぼやぼやしてたら第1ターミナルまで行ってしまった。。との事。
むむむ(-"-;

もうチェック・インが始まっていたので、まず団体受付のIカウンタ
ーにて受付をしてもらってエアチケットをもらう。そこから建物の横
にはみ出したようなフロアにあるMカウンターにてチェック・イン。
前はこんなカウンター無かった気がするし、JALのカウンター違った
気がするんだけどなぁ。。
チェック・インカウンターのおね~さんは美人だけど怖ろしく無愛想
で感じが悪かった(-"-;; ものすごくぶっきらぼうに
「満席ですのでビジネスクラスになります」と言う。
本来アップグレードは「わぁ~いヽ(^o^)丿」となるのだが、おね~
さんの余りの感じの悪さに嬉しいんだか腹が立っているんだか、複雑
な気持ちになる(-"-)
おね~さんは畳み掛けるように「満席の為のビジネスクラスなのでラ
ウンジは御利用できませんからっ」と言い捨てる。。。あ~感じ悪!
そんなにず~ず~しくない!と、ちょっとムカつきなから手荷物預け
て空港内のマクドナルドにて朝マックする。
レストラン街もやっと開いてきたかな?という感じだったので、マッ
クはじきに混み出す。で、8時にはさっさとイミグレへ向かう。
手荷物チェックでSがブ~ッ!とブザ~に捕まる。原因はケータイ。
ダメだってケータイは絶対なるって!と言うと、分かってたんだけど
と、ちょっとまだぼやぼや気味(-"-;

スウォッチを買い換えたかったので、イミグレ入った周辺の免税店を
見て歩くが、相変わらず品揃えが悪い。
私達が指定されているのはE-70ゲートで本館の下の階にあるバスで行
くゲート。別館から本館に戻れるのかなぁ。。とちょっと心配しつつ
もシャトルに乗って別館の方へ行ってみる。
そちらの免税店にも欲しいものが無かったのでシャトルで本館に戻っ
たはいいけど、こちらはやっぱり帰国側に出てしまって、どうやって
出発ゲート側に出ればいいのか分からない。。で、JALの乗り継ぎカ
ウンターで外人さんの係員に相談するが埒があかず。。ん~。。
と困った所でちょっとおてもやん顔の日本人の女性係員が来て、あっ
ちでもう一回手荷物検査を受ければ戻れると教えてくれた。
建物の丁度中央辺りにある手荷物検査カウンターをもう一回通ったら、
丁度E-70ゲートへ下りるエスカレーターの横、シャトルに乗り場の所
に出た。。。なんだかちょっとだけ成田空港の構造が分かったような
気がした瞬間だった(^-^;

JAL607厦門直行便(9:30出発予定)はE-70ゲートKからバスでボーディ
ング。9時から機内に御案内ってことで、30分前には着いてぼんやり
待つ。里帰りするらしい中国人率高し。しかも赤ちゃんから老人まで
大家族編成(^.^; しかもどんどん人数増えてくし。。。
9時から搭乗開始のハズが、機内の準備が遅れている、という事でや
っと9:10すぎからバスに案内される。ビジネスクラスのチケットなの
で、先に案内されるのはちょっと嬉しい(^-^*
9:20機内へ。B767-300は小さめ。席は前から5列目右の窓側。やっぱ
り広いし乗り心地良し。全30席のビジネスクラスは真ん中の10席はま
るまる空いていてガラガラだったが、どうやらエコノミー席は超満員
のようで、激しく中国語が飛び交っていた(^-^;
う~むなんだかまだバタバタしてるし離陸が遅れるな。。と思ってい
た矢先、本来の出発時間の9:30に「まだ20名ほど搭乗が遅れています
ので。。。」とのアナウンス。。うむむ!?
9:45ドアが閉まるが、出発が遅れてしまったので飛行許可待ちとなる。
夜間離着陸が禁止されている成田空港の飛行スケジュールは過密なの
で、何時飛び立てるか分からない。あまりの眠さに私もSも一瞬で気
を失い睡眠。。はっ!と目を覚ました直後の10:30、やっと離陸する。
約1時間遅れの出発だ。これがのちのち大変な混乱の原因になるとは
この時点では予想のしようも無かったのだけど。。。

快晴。飛行ルートは日本の上空を九州まで横切るように飛び、その後
中国大陸の上を南西に飛ぶ。上空の風が強いようで、日本アルプス辺
りまでは雪に縁取られた尾根がくっきり見える。その後、雲海に入る。

ドリンクサービスはガラスのコップで。おつまみとドライ納豆の小袋
がつく。私はいつもの如くトマトジュースをもらうが、SはJAL特製
の“スカイタイム”という限りなく蛍光イエローに近い蛍光グリーン
のキゥイジュースをもらう。昔飲んだ時はえらく酸っぱかった気がし
たけど、そうでもなかった。それにしてもスゴイ色は相変わらず(-"-;
食事はかなり豪華!!アップグレードで何が嬉しいか、って、それは
食事!メニュ~すらもリッパ(笑)和食と洋食がある。
どっちにする?とS。私達の暗黙の了解はメニュ~が2種類あったら
2つ共取って半分づつ(笑)「最初に頼む時はどっちって言う?」かと
いう質問なのだ(^-^; 私は和食、S洋食にする。

メニュ~は洋食。。。
オードブル:特製鴨のフォアグラ イチジクのポートワイン煮添え
サラダ:フレッシュサラダ オニオンドレッシング
メイン:スズキとフィッシュクネル タンドリー風味
デザート:カラメルシューケーキ
これに特製ブレッドと飲み物。
和食は。。。
口取:ずわい蟹甲羅盛り金箔のせ、子持ち昆布、京芋 昆布巻き
酢の物:鯛松皮土佐酢  (以上が黒塗り4分割のお重に盛り付け)
小鉢:胡麻豆腐
煮物:野菜の焚き合わせ
台の物:牛肉すき焼き風味
これに俵御飯、香の物、味噌汁(白だし、豆腐とワカメ)
和菓子:餅入り餡子寄せ(亀屋万年堂の機内食用特製品)これに飲み物。

お皿はちゃんと陶器やガラス。洋食ではフォアグラが絶品、和食では
鯛松皮土佐酢が絶品!どれも美味しかったけど、この2点が群を抜い
ていた(^-^*
食後は爆睡。。フットレストがとても嬉しい。

14時すぎにアナウンス。あと焼く40分で到着との事。
時差-1時間なので、時計を13時すぎに直す。
雲海が途切れると眼下には中国大陸が。。。なだらかにうねる山並み
を縫うように流れる大河。初めて見る大陸の光景を飽かず眺める。

13:45厦門高崎国際空港到着。
奇抜なデザインのキレイでピカピカの空港で、何のニオイもしない。
巨大なクリスマスツリーをそのまま春節仕様にしたと思われるオブジェ
なんかもどかん!と置かれていた(^-^;;
イミグレ大混雑。一人の審査が長い。。何を聞かれるワケでも無いん
だけどね(^.^; 荷物もなかなか出てこないわ、出てきた荷物はごんご
んすごい勢いでレーンに乗せられていって、取るのも一苦労だわ。。
並べて乗せる、って意識は皆無らしく、パズルのように詰まれたスーツ
ケースや荷物はカーブでがん!と落ちてたりもする(-.-;

それでも14:10すぎには外に出る。
帰郷する家族なんかを迎えに来た人々で、出口の所はものすごい混雑。
皆我先にと体をロープに乗り出すように殺到した人々で高く厚い壁が
出来ていて、そこに待ってくれてるハズのガイドさんなんかちっとも
発見出来ず(-"-;
口々にすごい勢いで喋りながら、他人を人と思わずごんごブチ当って来
るし、床にツバをかっ!と吐くマイペースな中国の人々に囲まれて、早
くもチャイニ~ズパワ~の洗礼を受けていると悟った私達。。。
それなら、と、私達も人を避けずに直進(^.^;
私が荷物を見ている間に私より背の高いSが人々の壁の後からガイドさ
んを探そうとうろうろしたが。。。全く分からず。。
迎えの人々も全く減らず、むしろ増えてるような。。。(T-T)
日本人名の札を出していたガイドを捕まえて、現地の旅行会社に連絡を
取ってもらい、それでもその後迷いに迷ってやっと捕まえたガイドさん
は、とても小柄で華奢な女性。しかも現地の旅行会社のマーク入りの紙
なんか出していたから余計に分からなかったんだよ。。。
あと一人来ます、と言う。現れたのはおじさんで、現地妻(後に台湾人妻
である事が判明)と子供2人がず~ず~しくも一緒の送迎バスに乗り込ん
できた。

駐車場も大混乱。地下から外に出るまでかなり時間がかかった。
この現地妻が言うには「飛行機がみんな遅れて3便一緒に着いたから混
んだのよ」との事。日本からの2便と澳門(マカオ)からの1便が一緒に
到着。どの便にも帰省客満載だった事が空港を大混乱に陥れていたのだ
そうだ。。う~む。。(-"-)
早くもちょっとパワ~にアタり気味で、頭痛がしてきたのであった。。。

                       その2。に続く。



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