食べて旅してたれて。。。

香港編 その3。

お題:あま~い?にが~い!?うま~い! スイーツ&軽食編。


いままでの香港行きでは、たいがいホテルは尖沙咀エリアに取っていた。啓徳空
港から近く、移動が容易だったからだ。
飛行機が街の真上ぎりぎりを高度を徐々に落として降りて行く、次第にビル一つ
一つの詳細が見えてきて。。あああ。。と思っていると着地。あまりに敷地が狭
いので、滑走路は海ぎりぎりにあり、羽は海の上にはみ出している。この何回行
ってもどきどきわくわくする光景を味わう為に、いつも午前便で香港へ行ってい
た。その啓徳空港に飛行機が下りる事はもう無い。
新空港は九龍半島や香港島の西隣の大きな島ランタオ島に移ってしまった。
2000年3月に初めて利用したが、ぺかぺかとキレイで余りに広く、なんだか全然
香港に来た、という感じのしない空港だった。しかも香港の中心地に出るには遠
いし費用もかかる。移動中に見た中国返還後の閑散としたヴィクトリア・ハーバー
の様子といい、なんとなく光の量が減ったような気がするスカイスクレーパー群
といい、香港は変わってしまったんだなぁ。。と思った。

甘い物に目がないなら「糖朝」がいい。尖沙咀のプリンス・ホテルの道を挟んで
向かいにあるデザート専門のお店で、かなり遅い時間に行ってもいつでも混んで
いる人気店だ。メニューの多さにもくらくらするけど、香港の人のエネルギッシ
ュな胃袋にも感動する。お店の中は結構広いのだが、所狭しと机が並び、すごい
勢いでしゃべりながら皆がいろいろな物を食べている。迷ったり、何がナンだか
分からなくなったら、近くの人が食べてる物を指差して教えてもらいオーダー表
に記入する。ここに初めて行った時、遠くの方の人達がもりもりと、直径15cmく
らい、高さ20cmくらいの木桶から白っぽいふるふるしたものを掬って、透明な蜜
をかけて食べていた。とても興味があったが量が多そうなのでパスしたが、その
後それが「豆腐花」というものだという事が判明。豆腐マニアの血が騒ぎ、次の
渡香港の際には糖朝に直行して、念願の豆腐花を食べた。うま~~~(*^O^*)
ここの胡桃汁粉や蓮の実入りの汁粉も絶品。あらかじめ食べたい物を調べて覚え
て行くのがいいかな。行き当たりばったりでも楽しいけど、とにかくメニューが
多いので、ずら~っと漢字の並んだオーダー表にはくらくらするよ(^-^;

あと甜品(ティンパン。デザートの事)といえば「許留山」のマンゴー系の物が
外せない。このお店はチェーン展開していて香港中にお店がある。充分に熟した
マンゴーを使って作られたマンゴープリンは絶品!一口含んでは斜め45°上方を
半眼で見上げ陶然と「うま。。」と呟いてしまいそうな味だ(笑)。飲茶屋さんや
レストランで食べるマンゴープリンよりワイルドで芳醇。
もう1件だけマンゴープリンの美味しい店を選んで、と言われたら、九龍城にある
「口甜舌滑」を挙げる。ここのおばちゃんは底抜けに明るくて、いつもにこにこ
していて感じがいい。スイーツが好きで好きでしょうがない人で、それが高じて
このお店を始めたらしい。ここもマンゴー系のスイーツが自慢で、量もたっぷり
でうま~なのだ。啓徳空港から近かったので前はエアポートシャトルバスを利用
してよく行ったが、今はバスかタクシーで行くしかないかな?それでも行く価値
アリの店だ。

話が九龍城に行ったので、軽食編に話を移そう。

九龍城には手頃な値段で美味しいものが食べられるお店が多い。ただし英語も通
じない店がほとんど。勢いと気迫で美味しいものにありつけた時には口福(*^-^*)
ここにはお粥屋さんも麺専門店もあるのだが、あえて挙げるなら中国風炊き込み
ご飯の食べられる「粗菜館」がいい。小ぶりの土鍋で米を具と共に炊き上げた
このポウチャイファンは、炊き込みご飯好きなら必ずハマるほど美味。鳥などの
具から出た出汁をたっぷり吸ったご飯は、湯気の香りからして美味(笑)。

初めて香港でお粥を食べた時は、冗談じゃなく大袈裟でなく衝撃を受けた。
ほんと~に美味しかったのだ。日本のお粥は水を多めにして炊いたご飯といった
味わいで、そのものを味わうというより、添え物の漬物等で味わうという感があ
る。ところが中国粥というのはたっぷりの出汁で米を煮たもので、そのまま何も
加えなくても味があり、様々な具を加える事により味わいが深くなる。
私は豚のモツを柔らかく煮たものや皮蛋(ピータン)を加えたものが好き。皮蛋
も日本で食べるのとは違い、とろ~りとしてクセはあるけど臭みはない。
粥専門店は香港中に、それこそ星の数ほどあるので、ガイドブックには惑わされ
ずに自分の足で美味しいものを探すのが楽しい。ホテルのスタッフに「どこか
美味しくて地元の人が食べに行くお粥屋さんを教えて!」と尋ねてみると、大体
の人は自分の行きつけのお店かホテルの近所のお店を教えてくれる。
好みもあるが、味様々。尖沙咀側に何件か好きな店があるが、これは内緒!
いずれもビルの中の小さなお店だったり、街の片隅のちんまりしたお店だったり
する。麺専門店もいっぱいあるので、同じように食べ歩くのが楽しい。
名前もないようなちっちゃな麺店の、ぷりっぷりの海老がいっぱい入った大きな
雲呑(ワンタン)がいくつも乗ったさっぱり味の麺が絶品だったりする。

来年は初めて香港島側、中環に泊まるので、今度はこっちのエリアのお粥屋さん
探しをする予定。ホテルでブッフェ式の面白味のない朝食をしぶしぶ食べるくら
いなら、朝早くからやっている粥店・麺店に行ったほうが絶対いいよ(^-^)
だたし。。行く度にお店が無くなっていたり移転したりするので注意が必要。
お店を探して彷徨う羽目になったり、徘徊しているうちに新しいお店を発見した
り。。それも楽しみのうちなのだ(笑) 

スイーツではないが、香港といえば亀ゼリー(笑)。真っ黒でふるふる、しかも
飛びっきり苦い。これに透明な糖水をかけて食べるのだが、美容にはいいが決
して美味しいものではないと他人は言う。初めて亀ゼリーを食べたのは旺角の
駅から女人街を越えてもう少し奥にあった本当に街角の小さなお店。店頭には
亀の甲羅を煮込んでいる、金色に輝く釜がど~ん!と鎮座していた。
話にはきいたいたが、目の前に運ばれた亀ゼリーはちょっとセピア色を濃くした
ような真っ黒で、怪しくふるふるっ、と震えていた。まず糖水をかけずに一口。
「げ。。ニガっ!」と友人2名。「あ。。意外とダイジョブかも」と私(だけ)。
結局糖水をかけても一人は半分も食べられずリタイア。その分もいただいて食べ
てしまった私であった。。(^-^; これははっきり好き嫌いの別れる食べ物。
ダメな人はとことんダメ。私も好きではないが「食べられるよ」程度の物。
はっきり言って美味いも不味いも分からない。薬だと思って食べると食べられる。
これを食べ過ぎた後に食べると、翌朝胃は軽いしお肌つやつや。効き目はあるの
だ。1回はトライする価値ある代物だとは思う(笑) (正餐編に続く。)




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