食べて旅してたれて。。。

天国?地獄?バリ島紀行。 その1。

期間:2001.6.1(Fri)~6.7(Thr) 行先:バリ島 ウブド→サヌール
お題:Trouble in Bali(泣) ウブド編。
  

この旅は今考えると初日から波乱の予感を孕んでいた。。
出発の日、私と友人Sは成田空港のチャックインカウンター脇で待ち合わせてい
た。ツアー会社から来たパンフにカウンター名が書いてあったのに、何故かSは
迷ってしまったらしい。携帯電話は通じてて、同じフロアにいるにも関わらず
なかなか会えない、という。。はっきり言って出発前から何か起こりそうな予感
があった(^-^; が、飛行機は何事もなくほぼ定刻通りに成田を発った。

久々に乗ったガルーダ・インドネシア機は、以前とは違っていた。まず赤道越え
記念のステッカーが無くなっていた。機内での入国審査が再開していた(これが
あるとないとでは着いてからが大違い)。残念だったのは。。機内食から「ウナ
ギの蒲焼」がなくなっていた事と、ジャカルタに着く直前に出た軽食がコンビニ
おにぎり風のおにぎり1個になってしまった事。ちなみに具はたらこのみ(^.^;
う~む。。手抜き?ウナギの蒲焼は楽しみにしていただけに失望が大きかった。
これは美味しいだけじゃなくて、一緒に行く人を驚かすにも使えるメニューだっ
たのに(^-^;;

バリ到着は夜。前半の宿泊はウブドだったので、車に小一時間揺られて宿に着く。
ここまではさしたるトラブルはなかったのだが。。
ウブドで泊まったのはメインの通りに面し、市場や王宮等がある中心地からも
ほど近い『PURI SARASWATI BUNGALOWS』。カフェ・ロータスのお隣で、ロケー
ションはなかなか良かったし、スタッフもフレンドリー(を通り越してた気も。。)
で良かったのだが、今回の旅は実はかなり安いツアーだったのだ。ここに問題の
根源があった。機内で8時間近く過ごし、トランジットや空港からかかった時間
を合わせると成田を発ってから10時間近く経過しており、ぐったりした私達が通
されたのは。。エアコンなし、冷蔵庫なし、TVなし、バリ式シャワー付きで、
洒落た透かし彫りの扉は文字通り素通しで、ガラス戸も網戸も何もない部屋だっ
た。伝統的なバリの建築で、石の彫刻やら扉や窓の細工やらは凝っている。素朴
でいいじゃん、と言えばそれまでだが、異常に蚊に好かれる体質(血液?)の私
にとっては地獄の前半3日間となる(-.-; ま、とりあえず初日は爆睡。

翌日、朝食でまたツライ現実が待っていた。この宿は手前に2階建ての宿泊棟が
あり、入り口から入り込んで奥の割れ門の向こうに、こじんまりとしたプールと
オープンエアなレストランがあった。で、その横手の門を出ると、カフェ・ロー
タスの巨大なハス池があった。ああ、そこは蚊の巣窟(泣)

私の血は相当スイ~トらしく、南国に行く度にどんなに虫除けをつけていても
他の誰よりも蚊に食われる。以前、コモドドラゴン生息地までコモドを見に行っ
た時、前を歩いていた友人が振り返って戦慄の目で私の方を見ながら「〇〇。。
あんたの周り、黒いもやがかかってて。。見えずらい」と言った。実は私の周り
にものすごい量の蚊の大群が集まっており、文字通り「蚊柱」が建っていたのだ。
あと、オランウータンを見る為に行ったボルネオ島のジャングルのすぐ横にあっ
たホテルのベランダでたった15分くらい読書している間に50箇所近く蚊に刺され
た。今考えるとよくマラリアに罹らなかったものだ。けど、確実にコモドドラゴ
ンとオランウータンとは混血になってしまったのであった(^-^; 
あああああ。。。。かゆかゆ(T-T) 

しかもここの朝食の「サラダ」は、パイナップル・マンゴー・スイカのぶつ切り
がボールに山盛り!野菜ではない。果物がかなり苦手、でも食べ物は残せない私
にとってはこれはかなりツライ現実(泣)。同行者Sはヤセの大食い、朝はしっか
り食べないとダメ、の人。毎朝、毎朝、拷問のように山盛りいっぱいの果物を食
べる事、決定!(T^T) これにトースト2枚、卵料理、フレッシュ・フルーツジュ
ース、コーヒーorティーのスタンダードな朝食。

この果物攻撃の反動か?はたまたただの食道楽か??ウブドの街をすごい勢いで
歩いて半日で一周してしまったり、宿から『Waka di Ume』というホテルまで
炎天下のだらだら坂を40分も歩いて行ってみたりしつつ、いろいろなレストラン
や食べ物を制覇。(注意!普通の日本人はこの暑さ・この強い日差しの中、この
勢いでは歩けないそうです。汗。しかも『ワカ・デ・ウマ』まで歩く人はほとん
どいません。宿の人に呆れられました。。ご参考までに。)

今回行った中で印象に残ったナンバー1!は、ウブド王宮脇の半分屋台みたいな
バビ・グリン屋『IBU・OKA』だ。バビ・グリンとは、バリ島でお祭りやお祝いが
ある時には欠かせない「豚の丸焼き」の事。バリの人も大好きな、とっておきの
ご馳走だ。直径20cmくらいの大きさのザルの上に敷いた油紙の上にたっぷりと白
いご飯が盛られ、皮までかりかりぱりぱりに飴色に焼けたジューシーな豚肉の切
り身・モツ類・血入りソーセージが少しづつ乗せられ、青菜のとても辛い和え物
が添えられている。現地の人はバリ・ヒンドゥー教なのでみんな指で食べている
が、観光客にはペラペラのスプーン・フォークを貸してくれる。観光客:現地人
の比率は3:7くらい??圧倒的に現地の人が多い。それだけ現地の味なのだ。
ちょっと油っこいけど、自然で育った豚肉の味は絶品!ご飯がぱくぱく入ってし
まう。けどね、ここはバリ語しか通じないので、値段はふっかけられたかも。。
でもいいか、美味しかったから(^-^; ちょっと通いたくなる味。
 
それから『bebek bengil2』。ハノマン通りのモンキーフォレスト近くにあった
本店がもっと王宮から近い所に出した2号店で、メニューは同じ。店名のベベッ
はアヒルの事。なのでここのお薦め料理はクリスピー・ダック。かりっかりの
いい茶色に唐揚になったアヒルは、あまり肉は多くないけど噛むほどにいい味が
する。オープンエアな作りのお店の横は田圃。ここら辺は有機農法で、アヒルを
放し飼いにして害虫を食べさせている。何十羽と群れて右往左往するアヒルを眺
めつつ、アヒルを食す。。なかなか複雑な光景だが、街中にあるとは思えない
景色を味わいつつ、長居の出来る店。デザートのココナッツ・クリーム・パイも
美味しいし、トイレもキレイだし(^-^;

他にもいろいろなお店でいろいろな物を食べたが、食事中にもトラブルあり。
明日はサヌールに移動、っていう夜、レストランでたっぷりディナーをいただい
た後、突然Sが苦しみ出した。お腹を押さえて顔面蒼白、冷や汗をかきつつトイ
レへ消えた。
ちょうど具合が彼女が具合が悪くなった時、目の前のテーブルには私達よりちょ
っと若いくらいの女性2人組がいて、具合が悪くなったSをしきりに気にしてい
てくれて「薬あげましょうか?」「大丈夫ですか?」と話しかけてくる。
が、こちらは医療関係者2人組(Sも同業者)。薬もちゃんと各自合うものを持っ
てきているし、それなりにどのくらい深刻かは判断できる。あまり動揺してない
私に彼女達の方がやきもきしていたが、数分後、ちょっと復活してSが帰ってき
たので、そのまま宿に戻る。なんとその不調の原因は食べすぎ!!
リバースしちゃったらすっきりしたと。。ほら!たいした事なかったじゃん!(笑)

思うに今回の旅でツイてなかったのはSさんの方。サヌールに移動する朝、朝食
を食べるレストランに行く途中、割れ門前のたった2~3段の階段でコケてたし。
蚊とトッケー(鳴くとかげ)のおかげで寝不足傾向の私の方が足取りはしっかりし
てた(笑)
けれどもこれから起こる恐ろしい出来事を、この時誰も予想できなかったのであっ
った。。。(サヌール編。に続く。)




Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.