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カテゴリ:タイ産きゅうりの巻
にほんブログ村 胡瓜(แตงกวา テンクワー)は果物(くだもの)だという人もいます。果物だったら熟せば甘くなるかと思いきや、黄色く熟した胡瓜の実は酸味と苦味で河童も素通り?だそうです。日本の農林水産省の分類では、胡瓜は野菜の中でも果実(かじつ)を食べる「果菜」の類に属します。茄子やトマト、スイカやメロンと同じです。スイカやメロンと違うのは、一般にはフルーツとしての果実ではなく、野菜として、生や漬物で、それから調理して食べられているところです
タイ王国では、胡瓜はどこででも栽培されていて、どこでも売っている野菜です。安くて一年中手に入ります。どの地方の人もよく食べます。胡瓜は水分の多い野菜なので、辛味を和らげる助けをすることから、おおかた色んな種類のナムプリック(生野菜用のタレ)と一緒に食べます~上のメニュー7・10 東北部の人は胡瓜をラープ(酸味のサラダ)と食べます~4・5 南部の人は胡瓜を辛い南部料理のサイドに置く、いろいろな野菜のひとつとして食べます。カノムジンナムヤー(辛い付け麺)のトッピング野菜~1 その他にも胡瓜はカオマンガイ(茹で鶏ご飯)~6 カオムーデーン(焼き豚ご飯)~3 カオモックガイ(イスラム式鶏肉ご飯)~9 カオパット(焼き飯)~13 など、一品料理の添え野菜に使われていて、これらの野菜の脂っぽさをさっぱりさせてくれます 生食以外に、タイ王国の人は胡瓜を料理して食べます。ヨーロッパやアメリカでは、胡瓜をスープに使用したり、卵を加えて炒めたりというように調理して食べる習慣はありません。胡瓜はもしたくさんあって、生でも調理しても食べきれないときは漬物にしておき、後で食べることのできる、応用の利く野菜なのです。ゲーンジューヤッサイムーサップ(胡瓜と肉団子のスープ)~12 パットテンクワーサイカイ(胡瓜の卵炒め)~11 西洋の食文化では、胡瓜をまるごとだったり輪切りにして食べます。またピクルスにして、ハンバーガーやサブウエイにあるようなサブマリンサンドイッチに入れたり、ビアホールで見かけるドイツ風豚足焼きなどに添えたりしています タイ王国でも西洋の習慣に合わせて同じようにピクルスにしたり、酢で即席漬けにして食べています。即席漬けは、ゲーンカリー(カレースープ)~18や、ムーサテ(豚串焼き)~2 カノムパンナームーナン(豚パテのカナッペ)~1 などのサイドに付けられています 中華民国の時代には胡瓜は生でも、メイン料理に付ける漬物としても、調理して胡瓜の澄まし汁などにもしていました 一方、インドではライタと呼ばれるヨーグルトの和え物に入れたり、サラダ、澄まし汁や辛いスープ、インド式のパンのディップに使われています メキシコではサルサやサラダ、メイン料理のサイドで生食もされています レバノン、中東では胡瓜を生やサラダでも、調理してスープにしても食べています ヨーロッパやアメリカでは生やピクルスでよく食べます。調理においては暑い日にだけ、冷製スープのスタイルにして良く食べます。タイの人が猛暑のときにだけ食べるカオチェー(冷やしご飯)を思わせますね フランス料理のメニューには、胡瓜を揚げたりしたものや、サラダがあります。アメリカ料理のメニューでは、サンドイッチに挟んだりピクルスにしたり、刻んでクリームチーズと混ぜてパンに塗ったりもされています 胡瓜って普段主張してこない脇役だけど、世界中で結構活躍していることが分かりますね 参照 นิตยสารหมอชาวบ้าน เล่มที่: 353 雑誌 モーチャオバーン(庶民のお医者さん)353号 คนอร์ クノール TV Food travel
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クミポンさんの訃報残念です。
たまたま前日にタイヌーンというタイ麺チェーン店に入ったら王様と王女様の写真が飾ってありました。 皆様の愛情を感じました。 (2016.10.19 17:22:59)
mic328さん
>クミポンさんの訃報残念です。 >たまたま前日にタイヌーンというタイ麺チェーン店に入ったら王様と王女様の写真が飾ってありました。 >皆様の愛情を感じました。 ----- お久しぶりです。読んで下さって嬉しいです。神保町の店でしょうか? 国王の肖像は一般の家庭でも飾るところもあるほど、敬愛されています。 御自分の足で国中を歩き回り、その風土にあった方法で貧しい国民が自活できるよう考えられた、 それが一生のご公務の殆どだったっと言えます。国民のために身を尽くされた一生でした。 外国人ながら、国王のお人柄をまず思い出して自分の行動を吟味して生きたいものです。 (2016.10.19 18:21:31) |