ぷんぷいの空飛ぶかまど

  　栄養ってないんじゃないの？という印象がある胡瓜（แตงกวาテンクワー）。ところがこの夏NHKのあさイチで、胡瓜を使ったデトックスウオーターが紹介され、注目を浴びました

　　↑胡瓜のデトックスウオーターあさイチスタイル

　 めーぷんぷいも紹介されていた通りつくってみました。材料はミネラルウオーターに胡瓜とレモンだけで、飲みやすかったです。

　 なぜ胡瓜にデトックス効果があるのか、そして栄養はどうなのでしょう

 　　 《胡瓜の栄養価》　生で皮付き100g中

　エネルギー20キロカロリー  70キロジュール

　炭水化物  3.63g

　糖 1.67g

　食物繊維 0.5g

　脂 0.11g

　たんぱく質 0.65g

　ビタミンB1  0.027ミリグラム  2%

　ビタミンB2  0.033ミリグラム  3%

　ビタミンB3  0.098ミリグラム  1%

　ビタミンB5  0.259ミリグラム   5%

　ビタミンB6  0.040ミリグラム   3%

　葉酸 7マイクログラム

　ビタミンC 2.8グラム  5%

　カルシウム16ミリグラム 2%

　鉄 0.28ミリグラム 2%

　マグネシウム 13ミリグラム 4%

　リン 24ミリグラム 3%

　カリウム 147ミリグラム 3%

　亜鉛 0.20ミリグラム 2%

  《胡瓜の効用》

　何と言っても胡瓜の構成要素として、水分が96%もあるので、喉の渇きを潤して爽やかにして体内に蓄積されている毒素を排出する助けにもなります

 　胡瓜はビタミンC(アスコルビン酸)と抗酸化ポリフェノールの一種であるコーヒー酸を含み、この両方の酸は体内に水分が必要以上に溜まり過ぎるのを防ぎます。またカリウムには利尿作用があります。ビタミンC、カリウムは水溶性であることから、なるほどNHK朝イチにも取り上げられたデトックスウオーターは理にかなっているというわけですね

 　胡瓜の皮に注目すると、食物繊維と、シリカ(ケイ素)、カリウム、モリブデン、マンガン、マグネシウムといった必須ミネラルを含みます。

　シリカ(ケイ素)は筋肉、軟骨、腱と骨を強化するミネラルです。　食物繊維、カリウムとマンガンは血圧や体内の栄養素の平衡をコントロールします。マグネシウムは神経系統、筋肉の働きと循環系の働きを高めます。食物繊維はまた、コレステロール値をコントロールし、低エネルギーで体重をコントロールする必要のある人には適しており、排泄系を助けます。更に脂肪分解酵素ホスホリパーゼを含み、この酵素は摩り下ろし器で摩り下ろし、時間を置かず食べることで働きが高まるということです 　

　胡瓜の汁に注目すると、デトックスに関係する利尿、水分の排出だけでなく、不眠症状、胃酸過多を軽減し、痛風、関節リウマチと浮腫の症状を鎮める効果があります。

　ここでは更にそのような効果をもらたす理由をあげてみましょう。胡瓜のカリウムには利尿作用がありますが、むくみ解消に良いと言われているのは単にそのカリウム含有量が豊富ということだけではなく、低カロリーでクセが無いことから摂取量自体を多く摂れるという利点があります。また水分含有量が高いので、特に夏場に多いとされる「水分不足によるむくみ」〜水分の補給がなされないため不要になった古い水分を体が溜め込んでいる状態 の改善に有効になるわけです。

　カリウムにはまた、関節リウマチ及び膝関節痛を和らげる効果があります。また尿酸を排泄して尿酸値を下げる作用があります。

　不眠症状に関しては、胡瓜に含まれるカルシウムには自律神経のバランスを整える働きがあり、マグネシウムにも脳神経系の興奮を抑えるという作用があることが考えられます。また、コーヒー酸にもリラックス効果があります。

　カルシウム、マグネシウムには胃酸の出を抑制する効果があります

 　へーそうだったのか～、やっぱり胡瓜、控えめな印象ながら、地味にすごい感じですね

　参照 

　雑誌 モーチャオバーン(庶民のお医者さん)353号

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