ゲックフアイ(菊花)の散歩道~その2
←ランキング参加中 にほんブログ村 めーぷんぷい、残暑厳しい日本に帰国中です。 帰国する際、南国タイの人から「日本は今寒いですか?」とか「桜が咲いていますか?」などと聞かれ。。「あの~こないだまで熱中症で人がバタバタ大変ですがな。」と内心思うのですが、外国のことだから仕方ありませんね。そういえば年がら年中暑い南国タイで、タイ人が「熱中症」にかかる話は聞いたことがありません。もともとの体質、行動の習慣、住居の様式などの違いは大きいでしょうが、水分の補給もこまめにしているように見受けられます。冷たい、美味しい飲み物にはこと欠かない南国タイです。 ゲックフアイ(菊花)の散歩道その1でご紹介のナームゲックフアイ(菊花茶)も、以前ご紹介したガジアップ(ローゼル)同様、ペットボトルや缶入りでいろいろなメーカーから発売されています。 日本でも缶入りはアジア食材店で手に入りますが、自分でつくる方が香りが生きますね(レシピ1ご参照)。 ↑新大久保のアジア食材店にて購入 ↑市販菊花茶とクチナシの実 タイで一般にナームゲックフアイに用いられている食用菊は、いくつかある食用菊の中でも、キク科キク属「抗白菊」という種類で、原産地は中国桐郷市周辺です。 ★抗白菊(タイ名ゲックフアイ) 英名(chrysanthemum ) 和名(食用菊) 生薬名(抗菊花など) 学名(chrysanthemum morifolium) ゲックフアイ(菊花)~抗白菊の効能について調べてみました。*一般に言われている効果(その根拠と思われる含有成分)※補足と説明というようにしました。*眼精疲労、目のかすみ、充血に効果がある。(アピゲニン)※花びらの白色色素のフラボノイド、アピゲニンには網膜の脈絡膜の毛細血管を強くして血液の循環をよくする働きがあります。*解熱、消炎作用がある(精油成分クリサンテノン)クリサンテノンにはほどよい冷却作用と炎症を鎮める作用があります。*頭痛をやわらげる(アピゲニン)アピゲニンには、血管を拡張して、筋肉のコリをほぐす鎮痛作用があります。*血圧を下げる、心臓疾患を防ぐ(コリン、アピゲニン)※コリンは動脈を拡張させて血圧を下げる働きをする、アセチルコリンをつくる要素になります。アピゲニンにも血管を拡張する作用があります。*解毒作用がある(コリン、クリサンテノン)※コリンはコレステロールが溜まるのを防いで肝臓に脂肪が溜まるのを予防する働きをするレシチンをつくる要素になり、肝機能を助けます。クリサンテノンにも肝機能を改善し、解毒を助ける作用があります。*赤痢、腸チフスなどの細菌性感染症の予防になる(アピゲニン、クリサンテノン)※アピゲニンには抗菌作用、防腐作用があます。クリサンテノンにも抗菌作用があります。*リラックス効果がある(精油成分ボルネオール、クリサンテノン)アロマ効果により神経を落ち着かせます。 さて、今日のデザートはゲックフアイを使った菊花寒天です。 ゲックフアイのレシピ2をよろしければ続いてご覧ください。 ご案内↑パヤオ果樹園さんでは熱帯果樹の栽培を通して意義ある活動をされています。↑カナズガラリーさんでは素敵な手作りのハーブ製品やフランス直接買い付けの品を扱っておられます。