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みあくら様の別荘

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2007年01月29日
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カテゴリ:ホラー


[設定/世界観]★★★☆☆
[文章/表現力]★★★★☆
[総合(主観)]★★★☆☆

あらすじに惹かれて買った富士見ヤングミステリー大賞佳作受賞作品。富士見ミステリー文庫はこれがお初です。

物語はガス灯やら馬車やら使われてる近代ヨーロッパ風の架空世界で、帝都郊外の古色蒼然たるお屋敷を舞台とし、それぞれ数年の時を隔てて起きた3つの悲劇を通して人の愛憎と狂気を紡ぎ出します。微妙に内容をズラしながら繰り返し語られるモチーフは、人形しか愛せない夫、亡くした妻を蘇らせるための悪魔召喚、血塗られた日傘。
そして、最愛の妻を亡くした夫や主への許されぬ想いを秘めるメイドなど、妄執故に壊れてゆく人々を貫くのは、「知識の探求者」にして「手を汚さぬ虐殺者」たる教主ヴァーテックの底知れぬ悪意・・・(-_-;

と、このライトノベル系レーベルでは珍しい本格ゴシック小説です。語り口もしっかりしてて、ちょっと新人さんとは思えない筆力でした。
特に構成がお見事で、各章で語られる3つの事件、間に挿入されてる「告白」3章、そして第2章で語られる日記の内容等が、微妙にズレながらオーバーラップ。互いに食い違う内容ながらモチーフや人物は共通し、しかもシャーロット、ミリアムなど女性達の名前が重ね合わされる上に、ミリアムの夫として描かれる男性は巧妙に名を伏せられてたりもします。全てを通じて登場する人物は嘘つきで、虚言を弄して読者まで翻弄してくれます。結果、ラストまで読まないと各エピソードの前後関係や人物の対応付けがわからない仕掛け。おかげで進んでは戻って詳細を照らし合わせ・・・と大忙しでした。f(^^;

ただ、新人さんのデビュー作としては素晴らしい出来だけれども、この手の話だとついゴーメンガーストアッシャー家なんかの重厚さを期待しちゃうので・・・ちょっと採点辛口かも?
あと自分は怖いの苦手なので、全然怖くなかったのは個人的には助かったんですが。「ゴシックホラー」として売ってるんならどうなのかなぁ・・・(^^;






最終更新日  2007年02月17日 22時29分22秒


2007年01月24日
カテゴリ:ライトノベル


[設定/世界観]★★★☆☆
[文章/表現力]★★★☆☆
[総合/超主観]★★★☆☆

第一回ファンタジア長編小説大賞準入選「スレイヤーズ!」から派生した、未だネタの尽きない超長寿短編シリーズ、スレイヤーズスペシャル最新刊です。

今回のお題はアブナいポーションマニア、ヒドゥンアニマル探検、ドラ息子から悪魔払い、そしてお約束のポーションマニア再会編。ヘンな人たちがヘンなことしたり、リナの激しいツッコミで吹き飛ばされたりする話です。(^^;

相変わらずテンポがよくて楽しく読めるんですが、なんだか今回はちょっとパワーダウンしてるような気が・・・ナーガが1回しか出て来ないせいもあるんでしょうか?最後の再会編も、イマイチひねりが足りないような・・・(-_-;






最終更新日  2007年02月28日 23時55分20秒
2007年01月20日
カテゴリ:ファンタジー


[設定/世界観]★★★★★
[文章/表現力]★★★★☆
[総合/超主観]★★★★☆

「混沌」と「法」が相争う多元宇宙で「宇宙の天秤」守護のため無限の転生と闘争を定められた「永遠の戦士(エターナルチャンピオン)」の代名詞、エルリック・サガの新三部作第2巻です。

第1巻「夢盗人の娘」で一件落着しめでたく結ばれたベック伯ウルリックとウーナですが、平穏な生活も束の間、異次元の勢力に拉致されたウルリックを追って再びウーナが旅立ちます。
一方、魔剣ストームブリンガーを求めて異次元を彷徨うエルリックもまた、再び己が化身であるウルリックと呪われた運命を交錯させます。
狂った野望に駆られ多元宇宙の源たる「スクレイリングの樹」を、ひいては「宇宙の天秤」を脅かす「呪われし者」ゲイナー公子との再戦。そしてニレインの兄弟が明かす「黒の剣」の来歴とは・・・

新三部作の舞台はメルニボネ&新王国群でなく二次大戦前後の現実世界なので、物語の主役はエルリックではなく、彼の化身である白子ドイツ人貴族ウルリック・フォン・ベック伯、そしてウルリックの妻でありエルリックの娘(!)であるウーナです。本来の主役であるエルリックは、ここぞと言う時に異次元から召還されて介入する守護魔神のような位置づけだったりします。まぁ似合ってますケド。f(^^;

それにしても新三部作、そこはかとなく説教臭いというか、道徳臭が鼻につくような気がします。ウルリック君もてっきりエルリック同様「女殺し」(かつて魔剣ストームブリンガーに操られて最愛の許嫁を自ら手にかけたエルリックの異名の一つ)を襲名するかと思ったのに、ご都合主義的に助かっちゃったし・・・(-_-;






最終更新日  2007年02月28日 23時43分58秒
2007年01月18日
カテゴリ:ファンタジー


[設定/世界観]★★★★☆
[文章/表現力]★★★★☆
[総合(主観)]★★★★★

中世ペルシャ風なパルス国を舞台に若き解放王アルスラーンと十六翼将の活躍を描く、国産傑作大河ヒロイックファンタジーシリーズの第12巻です。角川での開幕以来、足掛け二十年にもなって未だ完結せず・・・イラストが天野喜孝さんでなくなったのも痛いトコロ。orz
とは言え第10巻の前後に数年空いちゃった後、11巻からは刊行もストーリー展開もいいペースなので、是非ともこのまま突っ走ってほしいところです。(^-^)

今回も、襲来した魔軍とのペシャワール城塞攻防戦に始まり、蛇王の僕と化したレイラ&イルテリシュの策動、王都エクバターナの地下に発見された暗黒神殿を巡る攻防などなど、表立って動き始めた蛇王配下との激戦が目白押しです。もちろん迎え撃つダリューン、ギーヴ、キシュワードら十六翼将も大活躍。v(^_^
その一方で、ミスル王宮に潜り込み旗揚げの機を窺うクシャーフルことヒルメス王子&孔雀姫フィトナ、パリザードらと共に王都を目指すルシタニアの女騎士エステル等、王太后の実子探しも盛り上がりそうな展開で、ますます目が離せません。
ただしラストではナルサスの少々不吉な発言なども・・・(-_-;

ちゃんと書き続けてさえくれれば、多少ペースが遅くても文句ないんですけどネ・・・






最終更新日  2007年02月17日 23時53分27秒
2007年01月15日
カテゴリ:ライトノベル


[設定/世界観]★★★★☆
[文章/表現力]★★★★☆
[総合/超主観]★★★★☆

「結界師のフーガ」著者の新シリーズ第2巻、1巻よりダーク系5割増って感じです。ちなみにWikipedia見たら「暗黒ライトノベル」とか分類されてたりします。
関係ありませんが、ついでに全日本暗黒ライトノベル連合とやらを拝見したところ、何故か「特別会長」に大好きな古橋秀之氏のお名前が。f(^-^;

ともあれ、今回のお話は1巻ラストの2週間後から始まります。新たな猟奇殺人事件が巷を騒がす頃、澪に突如ドロップキックをかまして殺しかけた奇天烈な少女、蘭乱爛崎寝々。魔術種ドゥオーフの代替魔術師(ポステリオルマギス)である彼女は接近戦で無敵に近い拡縮魔術(スクイーズマジック)を操りながらも、自らは根源闇滓争奪戦には無自覚なまま「正義の味方」を自称して、「悪」と断定した冥子とレンテンシアに容赦なく襲いかかります。妖精銀の毒で無力な子供と化した冥子、そして魔術の反動が限界に近づいて身体の自由がほとんどきかないレンテンシアを庇いつつ、「亡くした誰か」に似た寝々と戦う澪は、やがて更に重い荷を・・・(;_;)

と、1巻より更に「痛み」も「絶望」も増えてます。
今回執拗に澪を苛むのは体の痛みだけでなく、亡くした人を想う心の痛み。その同じ痛みが敵方の寝々にもあるため、現実から目を背け続ける彼女とあくまで現実に突っ込んで行く澪との対比が鮮やかです。
澪にも冥子にも先の望みなんて欠片も残されていませんが、それでいてありがちな鬱展開に堕さず、グダグダへ理屈こねるでなく、あくまで理不尽な現実に立ち向かっていく二人の姿が峻烈。(T^T)






最終更新日  2007年01月31日 23時09分15秒
2007年01月12日
カテゴリ:ライトノベル


[設定/世界観]★★★☆☆
[文章/表現力]★★★★★
[総合/超主観]★★★★☆

第12回電撃小説大賞「金賞」受賞のシリーズ3作目。人外の「モノ」と遭遇し融合して「キメラ」と化した4人の若者の流浪と悲哀を、新人さんとは思えない鮮やかな筆致で描き出します。(;_;)

今回のお話は前巻の1年半後、3人の「キメラ」の周囲で起こる少年達の失踪事件を描きます。前回の事件で「蟲毒」のため命を落としかけた深矢でしたが、ようやく復調して塾の講師を始めたものの、何故か精神的に失調の兆しを見せ始めます。一方、純は「力」が不安定に揺らぎだし、時折間欠的に人外の力を失う状態に。二人を案ずる綾佳ですが、見守る以外に何ができる訳でもありません。
そうした中で、深矢の塾の生徒達に「願いがあるならば、階段を上れ」という都市伝説が流布され、階段を上ったと思われる少年少女が次々と失踪していきます。子供達の行方は、そして仕組んだ者の正体は・・・

相変わらず見事な筆致で描き出されるのは、自分の心が人外へと変化しつつあると自覚した深矢の苦悩、これ以上仲間を失いたくない純の苦闘と綾佳の柔らかい思いやり。そして、再びの離別・・・(;_;)

次で最終巻となるようです。楽しみな反面、まだ終わって欲しくない気も・・・






最終更新日  2007年02月18日 16時03分22秒
2007年01月10日
カテゴリ:ライトノベル


[設定/世界観]★★★★☆
[文章/表現力]★★★★☆
[総合/超主観]★★★☆☆

超マニアックなオカルト&ロボット設定で大人気のニトロプラス原作と、「ブラックロッド」で鬼才ぶりを世に知らしめた古橋先生の超強力タッグによる、デモンベイン公式外伝シリーズの第3弾です。短編集となった今回、掲載3編を貫く共通テーマは、我らがマッドサイエンティスト、ドクター・ウェストぉっ!・・・orz
思わず★1つ減点してしまいました。f(-_-;

お話はというと、アル・アジフのロストページ「ド・マリニーの時計」を巡るドクター・ウェスト V.S. 九郎&アルの戦い。少し時代を遡り、かの有名なラバン・シュリュズベリィ博士と若き日のドクター・ウェストの出会い。そしてアーカムシティに乗り込んで来たドクター・ウェストのロックンロールを、某刑事さんの低血圧フォークと某シスターのド演歌が迎え撃つ、白熱のパフォーマンスバトル!・・・うぁ。f(^^;

まぁ共通テーマのあのヒトはともかく、奇想天外な展開がテンポよく進んでくれるので、面白さは相変わらずです。特にクトゥルー神話のダーレス系連作からゲーム「機神飛翔」経由で出演されてるシュリュズベリィ博士、当然ながら超カッコいいし。(^-^

原作ゲームやってると出てくるたびに五月蝿いんですけどね、ドクター・ウェスト・・・f(^^;






最終更新日  2007年02月17日 22時27分41秒
2007年01月02日
カテゴリ:古典


[設定/世界観]★★★☆☆
[文章/表現力]★★★★★
[総合(主観)]★★★★☆

連れ合いに勧められて読んだ「瀬戸内源氏」ダイジェスト版です。全54帖中27帖と半分だけになってる割には、ストーリーがつながってるし独特の平安世界もちゃんと伝わるので、読み易くてお得な一冊でした。最後の薫る君のあたりでは、いきなり光源氏没後20年とか言われて腰抜かしましたが。(^_^;

物語はご存知、光源氏の女性遍歴を描いた華麗なる平安絵巻。前半では光る君の流刑なども交えて愛人が増えてゆく過程を描き、後半は六条のお屋敷に集結した女性陣の確執や和解なども描きます。時の帝の愛妾にまで手を出してるあたり、生命がけの恋愛沙汰ですね・・・(^^;

寂聴さんの現代語訳は、歌までちゃんと現代語訳と原典と併記してるあたりがお見事でした。こうして読んでみると、光源氏の物語というよりは、平安の宮廷をとりまく女性達の物語なんですね。光源氏は多分に理想化されて描かれてるようだし。

それにしても光る君ってやっぱし・・・f(^.^;






最終更新日  2007年02月18日 15時54分45秒
2006年12月27日
カテゴリ:コミック


[設定/世界観]★★★☆☆
[文章/表現力]★★☆☆☆
[総合/超主観]★★☆☆☆

機動戦士クロスボーン・ガンダム鋼鉄の7人(1)」と同時発売された長谷川先生の宇宙世紀オリジナル短編集で、一言で言えばZガンダム裏話です。でも内容は・・・今一つカモ。(-_-;

お話は、ファーストガンダムのパーツを50%流用したファーストガンダム1/2に関わるティターンズのガンダムMk-II開発秘話に始まり、ティターンズのあり方に疑問を持ったテストパイロットのエドガー君はエウーゴに転向、地球上でアムロ・レイ救出作戦(実は影武者)に携わるなどの遍歴を描きます。

そもそも「オリジナルパーツ50%流用のファーストガンダム1/2」だの、「Z計画の中間試作機を流用したZモドキ=1/2」だのをメインに持って来てる辺りでどうにも半端感が漂ってます。主人公のエドガー君も「そこそこ優秀なパイロット」程度の印象で、クロスボーンのトビアほど熱い性格って訳でも無し。
メカ設定裏話で勝負するにはケレン味が今ひとつ足りない感じだし・・・こやま基夫先生の「Gの影忍」読んじゃうと、その手のネタではなかなか・・・f(^^;

とは言え、アムロのパーソナルマークを付けて各地に出没したエドガー君のZ1/2が「アムロ専用Zプラス」の伝説を生んだんじゃないかとか、いろいろ邪推で楽しめたりもするので、コレクターアイテムとしては十分許容範囲かもしれません。






最終更新日  2007年02月01日 22時57分37秒
2006年12月26日
カテゴリ:コミック


[設定/世界観]★★★★☆
[文章/表現力]★★☆☆☆
[総合/超主観]★★★☆☆

「機動戦士ガンダムF91」の後日談に相当する、コミックオリジナル展開のガンダムストーリー「クロスボーン・ガンダム」シリーズ新章突入です。後に公式認定されて宇宙世紀世界に組み込まれ、ゲーム「スーパーロボット大戦」への出演も果たした海賊ガンダムは、熱血猪突主人公のトビア少年ともども個人的にお気に入りなので、再開は嬉しい限りです。(^-^)
ちなみに著者の長谷川裕一氏は、学研ノーラコミックの長期連載宇宙活劇「マップス」で奇想天外な冒険譚を送り出しメジャーになった方ですが、絵柄や表現はかなり素朴・・・まぁ勢いあって好きですけど。f(^^;
そしてもちろんネタは「7人の侍」。

シーブックとセシリーが去った後、運送会社を隠れ蓑とする宇宙海賊クロスボーン・バンガードの元に、木星からの逃亡者がやってきました。彼女の名はエウロペ、テテニス姫の義母であると同時に、木星帝国の新総統の姉。そして彼女がもたらした知らせは、木星圏からのコロニーレーザーによる地球直撃計画「神の雷」!
「光の帆」による驚異の加速力を誇った母船マザー・バンガードは既になく、通常の航行手段では計画阻止に間に合いません。トビアらはS.N.R.I.の協力を仰ぎますが、頼みの綱の「光の翼」試作機F99レコードブレイカー(後にV2ガンダムへとつながる技術ですね^_^)もまた、木星帝国軍の奇襲により破壊されてしまいます。
残された最後の望みは、アナハイム・エレクトロニクス社が極秘裏に開発し地球に墜落したらしいミノフスキードライブ搭載MSの探索、そして木星圏へ決死の殴り込みをかける7人の腕利きパイロットを集める事!地球へと乗り込んだトビア達の行く手には・・・

と、義によって立つ宇宙海賊の決死の闘いが熱い新章開幕。
ちょっと前に出た短編集「機動戦士クロスボーン・ガンダムスカルハート」と内容的に直接関係はないものの、木星船団のタフなオヤジ(=ジュドー)が絡んで来てるので、時間的には続いてると思われます。
シーブック(キンケドゥ)から引き継いだX1も、今回X3の予備パーツで「パッチワーク」としてパワーアップ。S.N.R.I.にはVガンダムのウッソの母親らしき技術者も居たりする等、いろいろな楽しみ方がガンダムコンテンツならではの魅力かも。

ただ、今回ちょっと敵が無駄に強すぎというか、せっかくパワーアップしたX1の見せ場がなかったのが残念でした。次巻での巻き返しに期待!






最終更新日  2007年01月31日 22時22分03秒

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