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カテゴリ:ライトノベル
[設定/世界観]★★★☆☆ [文章/表現力]★★★☆☆ [総合/超主観]★★★☆☆ 今年1月に創刊された竹書房ゼータ文庫の新刊、大正の帝都を脅かす異国の怪人達に立ち向かう帝立愚連隊こと「天文局魑魅魍魎討伐部」誕生を描きます。敵の首魁がクロウリーだったり、合気柔術ならぬ合気銃術だったりに惹かれて購入しました。 お話の舞台は大正14年の帝都東京。ドイツの魔術師シリル・クロウリーはミカドに挑戦、「聖書的復活」を遂げた怪人ウォルフ・シュタイナーを送り込んできます。これを迎え撃つのはミカドの勅命で新設される天文局魑魅魍魎討伐部。 ですが軍部や警察との軋轢も相まって敵に先手をとられ、スカウト予定だった人材はことごとく排除され、頼みの綱はミカドの外戚であり神伝皇流剣術を操る男装の少女、風音のみ。たまたま巻き込まれた怪しい少年、赤木宗一郎に無理矢理手伝わせて、最新技術が生み出した対魔術師用人型兵器を巡り、人外の闘いが始まります。 あらすじに出てるクロウリーや合気銃術は大して出番もなく、少し拍子抜けした感はありますが、シリーズ第1巻としてはまぁ仕方の無いところかも知れません。幸い謎の少年、宗一郎には最後の最後でちゃんと見せ場があります。しかしあらすじで正体さらしていいんでしょうか・・・f(^^; シリーズ導入部故の中途半端感はありますが、お話のテンポもよく、魔術や懸糸傀儡等の道具立ても良い感じで、まずは次巻に期待というところです。 それにしても敵の首魁クロウリー、自称「黙示録の獣」やら「法の書」やら「守護天使エイワス」等からして明らかにアレイスターさんですが、作中では何故かシリルさんです。ここまで書いておいて、名前だけ偽名でもあまり意味ないような・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月24日 21時17分27秒
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