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カテゴリ:ライトノベル
[設定/世界観]★★★★★ [文章/表現力]★★★★★ [総合/超主観]★★★★★ 「イマジネーター」との戦いを描く「VSイマジネーター」、二部構成のPart2はサブタイトル"PARADE"、派手に盛り上がるラストシーンの暗示ですね。 オープニングは1年前の、校舎屋上でのオリジナルイマジネーターとブギーポップの直接対決。Part1でブギーポップの口からイマジネーターの存在を知ったスプーキーEは、飛鳥井仁の従兄妹の衣川琴絵を「端末」に仕立てて探り始めます。同じくスプーキーEの指示でブギーポップを探る織機綺ことカミールは、本物をおびき出す餌として偽ブギーポップを演じる谷口正樹の身を案じ、芽生え始めた恋心を悲痛なまでに押し隠します。その彼女の未熟な心を、「イマジネーター」飛鳥井仁が計画の中核たる「種」として狙っていることも知らず・・・ やがて「炎の魔女」の介入を経て、錯綜する三つ巴の戦いは建設中のまま放置されたアミューズメントパークへと収束していきます。 何しろ最重要な「世界の敵」水乃星透子がのっけからブギーポップと対決しちゃうので盛り上がりっぱなしですが、末間和子と飛鳥井仁の対決、正樹のピンチに駆けつける「炎の魔女」などあちこちに見所があります。 何と言っても圧巻なのは、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が鳴り響く中、アミューズメントパークでの最終決戦。自分がどれだけとんでもないものを演じていたのか思い知らされる正樹君がちょっと可哀想ですが。(^^; またPart1から随所に見られる正樹と綺のぎごちない恋模様も、ラストシーンで綺の純粋な思慕へと収束し、微笑まずにはおれません。(^-^ ちなみに吊るされた飛鳥井仁、後日「ペパーミントの魔術師」で物語に復帰して、以後なかなか重要な役割を果たすことになります。彼もまた「イマジネーター」が世界に残した影の一つと言えるかもしれません。 それにしても「MPLS」「Do U Lie」「Sacrifice of Victor」「Camille」・・・Prince、傾倒してるんですねぇ・・・f(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月11日 22時51分02秒
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