2008/11/22(土)19:16
セカンドオピニオン
男が愛犬を抱いて獣医に駆け込んできた。
獣医は診察室のテーブルにぐったりとした犬を寝かせると診察を始めた。
しばらく診察したあと、獣医は残念そうに”あなたの愛犬は死んでいます”と言った。
しかし、男は納得せず、セカンドオピニオンを求めた。
そこで獣医は奥の部屋に入ると猫を連れてきて、犬が横たわているテーブルの上に置いた。
猫は横たえた犬の体をつついたり、匂いを嗅いだ後、獣医に向かって”ニャーオ” と鳴いた。
獣医が言った。
「猫が、やはり死んでると言っています。」
それでも男は納得しなかった。
獣医は、また奥の部屋に行くと、今度は、ブラックラプラドールを連れてきた。
ラプラドールは、患者の犬の周りを一周すると、獣医を見上げて”ウー、ワン”と吠えた。
獣医が言った。
「ラプラドールの意見も同じです。」
男はしかたなく自分の愛犬が死んでいると認め、診察料はいくらかと尋ねた。
獣医が言った。
「650ドルです。」
男はびっくりして言った。
「死亡確認だけで650ドルもするんですか!」
獣医が言った。
「私の診察料は、50ドルですが、猫とラプラドールの診察費が600ドルなんです。」