カテゴリ:ひたすらマカロン
癌で入院中のお婆ちゃんと首にざっくり傷のある私が、笑いながらうるさいぐらいの声で
お喋りしているとこに新たな患者さんがやって来る、この出会いも衝撃でした すらっと背の高い年配の女性、お名前は〇沢さん。 隣のお婆ちゃんとは顔見知りで同じ抗がん剤の投与で2泊3日の入院でした。 お2人はガン友なんだそうです 付き添いの息子さんが荷物の整理などてきぱきと動いて世話を焼いていて、 それに関心したお婆ちゃんが褒めると 「 私に全然似てないでしょ、さらった子だから」 息子は自分とは違う出来た子なのでさらった子なんだそうで、そんなふうに自分の子を人前で 褒める人は初めてなので少しひきましたけど、話を聞けば確かに出来すぎ息子でした。 お2人はガン患者とは思えないほど明るくて女3人になってますます賑やかになり、 お婆ちゃんはまたプリントアウトした抗がん剤の記事を〇沢さんに見せる。 日本でもそれを使ってくれるところがあるけれど、保険がきかないから治療費が高額になる、 でも最後の砦だと思っていれば良いかもとお婆ちゃんが話すと。 〇沢さん 「 私はこの病院が良いわ、末期になってもここにおいてって先生に頼んであるの。」 私 「 私も他の病院はあまり知らないけど、ここは良い病院だと思いました。」 「 そうよね、ご飯は不味いけどね。」 「 ・・・・・食べられないほどじゃないけど、なんか物足りないですね。」 「 お茶も不味すぎてびっくりしたわ。」 やっぱ不味いのか・・・私が我儘だとか贅沢だとかルゴールで味覚がバカになったとかでは なくて、どうしたって不味い物は不味いんだな・・・・・ 息子が入院したときは飯は旨かったと言ってたのに、作る人代わったのかな6年も前か 〇沢さんの容体は深刻なようで隣のお婆ちゃんよりも強い薬を使っていて辛そうでしたが、 それに対する不満は一切言いません。 お隣と同じ大腸ガンで同じく再発してしまって、それも3か所あるそうで、 ガンちゃんと仲が良いと笑いながら話てました。 〇沢さんも同じ干支だと分かり、12才づつ歳の違う3人でますます賑やかにお喋り ヘルパーさんも看護婦さんも時間があると一緒に喋って、部屋がやたら賑やか 私は女同士のお喋りはあまり好きじゃなかったのだけれど、自分の性格が変ったのかなと 思えるほど、出にくい声で喋りました。 話ていればお2人は気が紛れるかなって思いもありましたけど、なによりお2人の話は ドラマのようで聞きたくなりました。 この日もあっと言う間に時間が経っって夕方になり、この日は白衣の先生方がぞろぞろと5人も やって来て、眠れないし落ち着かないって私の話を5人で頷きながら聞いてくれました。 パセドォー病の手術自体が珍しいのかも・・・・・・ この病院に何人の医者がいるのか知らないけど、これまでに10人は診に来てくれてる。 他人の仕事を勝手に見てる的なことにはならないのだろうか・・・ もしくは私の透けパジャマが目当てなのか、だとしたらお生憎様 そんな訳無いか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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