050175 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ないものねだりの日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ぴよぴよ0430

ぴよぴよ0430

Freepage List

2003.12.19
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
けえすけが実家に戻って早1週間。
甘えさせっぱなしの私と旦那に
怒られても怒られても本気噛みし続けた圭介は
はたして実家の巨大猫2匹と上手くやていけるのだろうか…と心配しつつ連れて帰ってきた。

ここ1週間でけいすけの行動を影ながら見ていて
何度涙が出たことだろう。
こと人間に対しては、本当に甘ったれで
遊んで遊んでモードで噛み付く→怒られる→噛んですぐ逃げる→怒られる→様子を伺いながら隠れつつ噛み付く→首根っこを捕まれて本気で怒られる→ちょっと諦めておもちゃに噛み付く。。。。
っていう感じが毎日毎日繰り返され
ちょっとした育児ノイローゼになっていた私は
体長が3倍以上ある実家の猫たちの盾にならなきゃぁ~
と考えていた。

なのに、動物ってすごい。
けいすけは全く屈託がない。
「お兄ちゃん遊んで~!!☆」って無邪気によって行くが
『シャァァァァァっ!!!』『フゥゥゥっ!!』
って完全拒絶。
そこまでは想像していた。

すると圭介が近づく足を止めて
後ろに2歩下がるのである。
そして、そこでペタンと座り込んで、首をかしげる。
5~6秒じっと停止しているかと思いきや
お腹を見せて“大好き”ポーズをとるのである。
完全降伏。。。
一切しつこくはしない。
大人猫は完全無視、である。

そしてこの行動は
この1週間の間に、散々繰り返される。
拒絶・降伏・お願い・無視・拒絶・降伏・お願い・無視

自分の子供のように考えていたけいすけは
ほかの猫と混じったとたんに
《猫》だったことをあらわし始めた。

あんなにきかんぼで甘えんぼのけいすけは
我慢強く根気良く(仲間に入れてください…)と
お願いし続けている。
どんなに拒絶されても
全くの天真爛漫さで好意をアピールし続ける。
拒絶されても
自棄になることなく、相手を憎むこともなく。

人として生きてきた私は
他人に対してこんな態度をとったことがあっただろうか?
…たぶん覚えていない小さな子供の頃
公園なんかではきっとできていたはず。。。

いつからか
自分を理解してくれないならそれでいい。
分かってくれる人といれればいい。
心地よい人さえ周りにいればいい
的な範囲の世界で生きている事に慣れていた。
それでも全然構わないのだが
圭介を見ていて
動物って純粋で強くって美しいなぁと涙が出た。


そんなうちの猫たちも
やっと《真っ黒猫》に驚かなくなってきたのか
一緒に一つの皿の餌を食べる位にはなって来た。

まだ圭介が甘えるには程遠いが、時間の問題なんだろう。

今月には生まれる予定の私の赤ちゃんも
きっと必ず
今のけいすけのような体験をするに違いない。
どうか挫けずに、へこたれずに、憎まずに
強く生きてほしいと願ってる。

…あたしにはもう出来ないと思うけど。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.06.30 23:07:05
コメント(1) | コメントを書く


Calendar

Favorite Blog


© Rakuten Group, Inc.
X