ないものねだりの日々

本当にテレビでちょっと見ただけでこういうのも何なのだが
拘束されている３人のうち、１人は記者だから別として
イラクの中に民間の日本人（マスコミなど以外）はどのくらいいるのだろう？
彼らは何故そこにいるのだろう？
自衛隊ですら危険だからという理由で、
さんざん日本中で迷いに迷ってイラク入りしているのに、
全く武器を持たず、護衛もつけずに
民間の普通の人たちが半戦闘地域にいるなんて考えられない。
ニュースでご家族の方々が
『彼らがどれだけイラクの人々の為に頑張って来たかを知って欲しい』
とおっしゃっていたけれど
イラクの人々は今『戦争中』と変わらないのである。
ストリートチルドレンは本当にかわいそうなのはわかるけれど
今、このタイミングで
イラクにはいって行って子供達をケアする事は適当なのだろうか…。
ファルージャといえば、バクダットにも近いとても緊迫した場所で
アメリカに追い込まれていると感じているイラクの人は
何が何でも、どういう手段を取ってでも。。。とも考えているだろう。
ソフトターゲットが危ないと何週間も前からTVで言っていたはずだ。

確かにアメリカ軍が劣化ウラン弾を使って甚大な被害があったとか
何もわからない子供達が銃を持たされて少年兵になっていたりとか
きっとNGOには沢山の情報が入っていたのだろう。
でもただ『力になりたい』という気持ちで向かってしまった彼らが
テロリストに捕らえられても
私は（そりゃそうだよなぁ…）と思ってしまう。
むしろ何事も無く帰って来れる方がおかしくはないだろうか。

NGOの人達がしている事は正しい事で、とっても素晴らしいと思うけれど
日本人には、イラクの人々の必死さがやっぱり理解できないと思う。

でも彼らは決して悪い事をしに行った訳ではない。善意の人々だ。

日本政府は自衛隊を戻す事は無いとすぐに答えた。
曖昧な対応をしなかったのは何故だろう。

イラクには日本から解放を願うメールが殺到しているという。
どうか無事に帰って来て欲しいと思う。