うたのおけいこ 短歌の領分

2012/12/31(月)17:04

義父逝きぬ

今日のつぶやき(261)

きのう29日(月)の早暁、義父が逝った。享年81歳。 温厚で知的で朗らかで気さくな、本当に立派な人だった。心から尊敬していた。 社会的な地位もあったが、衒うようなところは少しもなく、誰からも慕われていた。まさにご本人のご人徳であった。 私と同じく、娘ばかり三人の子に恵まれ(妻はその三女)、晩年は可愛い孫たちに囲まれて、至上の幸福な生涯だったと思う。 今は親戚一同、深い悲しみに包まれている。 アルコール、とりわけビールが大好きで、一杯入れば話が尽きなかった。お若い頃からの思い出話は、いつしか面白くてためになる詳細な「生きた戦後史回顧」になってゆくのだった。 娘婿の私をいつも立ててくれて、お付き合いは本当に楽しかった。 家が近いこともあり、義理の父と息子の関係としては、かなり濃密な心の交流ができたと思う。 いわゆる「忘年の友」(齢の差を超えた親友)のようだった。 11月上旬に締め切りが来る「短歌人」1月号の詠草は、正月にはふさわしくないかも知れないが、義父への追悼詠以外にありえない。 きのうは半日かけて、義母をはじめ親戚たちとともに、諸事万端に遺漏無きよう手配をした。深い悲しみと気が動転する中で、こまごまとしたことまで決めていくのはつらいものだが、血縁がなくいくばくか客観的でいられる私がいて、こういう時はお役に立てたと思う。 これから通夜、告別式、初七日などを営む運びとなる。 * 取り込み中につき、ブログの更新などはしばらくの間減速すると思います。ご了承下さい。

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