2013/12/06(金)15:00
松本隆 Woman “Wの悲劇”より (薬師丸ひろ子)
松本隆(まつもと・たかし)
Woman “Wの悲劇”より
もう一瞬で燃えつきて
あとは灰になってもいい
わがままだと叱らないで
今は・・・
ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
* 歌詞全文
作曲:呉田軽穂(松任谷由実)
唄:薬師丸ひろ子
註
昭和59年(1984)公開の映画『Wの悲劇』の主題歌として大ヒットした。映画は、主演の薬師丸ひろ子、三田佳子、世良公則それぞれの代表作の一つといえる名作として銘記される。本編の音楽は今や押しも押されもせぬ巨匠の久石譲だが、このテーマソング一曲がすべての印象を攫ってしまった。
・・・きのうの未明、寒さでふと眼が覚めて何気なくラジオを点けたら、この曲が流れてきて胸がいっぱいになった。
本当にすごい名曲だと思う。イントロからエンディングまですべてがいいが、とりわけ「ああ時の河を~」で始まるサビの部分の旋律は、才女ユーミンが紡ぎ出した幾多の美しいメロディの中でも、白眉の一つではないだろうか。
のちにユーミン自身もセルフカバーしているが、これも逸品。
ちなみに、わが妻のカラオケの十八番おはこでもあり、きれいな声で切々と唄う。聴くたびに「また君に恋してる」状態になり、惚れ直してしまう