うたのおけいこ 短歌の領分

2014/03/22(土)18:18

紀友則  花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる

古今憧憬(242)

紀友則(きのとものり) 花の香かを風のたよりにたぐへてぞ          鶯うぐひすさそふしるべには遣やる 古今和歌集 13 梅の花の香りを風の便りの供として ウグイスを誘う案内役には遣つかわすよ。 註 現代でも普通に使われる「風の便り」という言葉の典拠の一つ。 たぐふ:伴わせる。供をさせる。 しるべ:案内。道標(みちしるべ)。 ○ ちなみに、「風のたより」つながりで、当地・栃木の人気名店レストラン「風だより」はこちらです

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