うたのおけいこ 短歌の領分

2022/11/20(日)15:56

松尾芭蕉  古池や蛙飛こむ水のおと

芭蕉俳諧(57)

松尾芭蕉 古池や蛙かはづ飛こむ水のおと 註 芭蕉の代表作で、日本文学史上の最高傑作。 たった17音で宇内うだいの静謐と閑寂を表現した。 日本の詩歌人すべてが仰ぎ見る最高峰の一句である。 仮名遣いなどは江戸前期のものだが、現代風に 古池や蛙飛び込む水の音 としても全然毀損されない、かまわないと思う。 もちろん夏の句である。季節外れもいいところではあるが、今夜放送されたNHK『歴史探偵・正岡子規』で、明治の「文学革命家」子規も絶賛した名句として登場したので、改めてご紹介したくなった。

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