ついに今日、この時がやってきました。東北新幹線の最新最速列車・Ｅ５系はやぶさ号がデビューを果たしました。東京～新青森間を１日２往復、東京～仙台間・仙台～新青森間を１日１往復を最高時速３００ｋｍ／ｈで運転、さらにＥ５系ならではの最先端技術、そしてファーストクラス「グランクラス」と、かつてない列車のハイグレード感を強調としています。



さて、今朝７時半に東京駅にやってきました。既に中央改札口はえらいことに大混雑しており、お目当てはもちろんはやぶさ号。この列車がやってくる２０・２１番線ホームへ。既に新聞関係者やテレビクルーも来ており、新しい列車の登場にまさかの活気があふれています。その、はやぶさ号一番列車の１号は、８時１２分に東京駅を出発するはずでした。しかし、この時点で１５００人も来ていたという発表もあり、ここが撮影では必死でした。８時過ぎ、２１番線に仙台始発の２号が到着しましたが、いかにも混雑しすぎて撮影がなかなかうまくいかず、前も進まず…まるで廃止されるブルトレの様。さらには、この混雑にも関わらず、６０歳男性が線路内に転落というハプニングもありましたが、怪我もなくすみました。一方、有楽町寄り１号車付近ではセレモニーが行われ、ホーム転落のトラブルもあってか７分遅れで東京駅を発車しましたが、途中、二戸～八戸間で客により非常ボタンが押された影響で緊急停止となったものの、その後遅れは取り戻し新青森駅に到着しました。また、新青森駅発の４号も定刻通りで東京駅に到着。無事にはやぶさ号の祭りが一段落しましたが、乗車された皆さんはどのような感想が述べているのかも聞いてみたら、皆さんこれだけで満足しているかのよう。



ちなみに、新青森駅に６時１０分に発車した４号でもセレモニーが行われましたが、こちらにＪＲ東日本の清野社長がお見えになっていました（東京駅のセレモニーでは大塚会長が出席、あわせて小型探査機はやぶさのプロジェクトチームの川口先生も出席）。逆に１号が新青森駅に到着した模様は、私が帰宅した後に東奥日報配信のＵスト中継で見てきました。どうやら野木和保育園の園児たちや、日本郷土芸能研究保存会のお囃子が、到着した１号のお迎えで祝いました。到着した時点であまりにも大混雑の新青森駅１３番線ホームでしたが、２階のコンコースでは三味線演奏も行われていました。ますます活気があふれているようでホッとしました。

ところで、各所はやぶさ号のデビュー祝いで幕開けとなった今日、こちらも忘れておりました。ＪＲ東海のTOICA、ＪＲ西日本のICOCA、ＪＲ九州のSUGOCAの３つのICカードの交通SF・電子マネー相互利用が開始されました。同時に３エリア各駅で記念カードの販売も行われ、駅によっては完売しているところもありました。いよいよ２年後には全国の交通系ＩＣカードの相互利用サービスも予定されており、Suicaも札幌市交及びバス各社が導入しているSAPICAと、先月名鉄・名古屋市交でサービスを開始したmanacaが、全国にあわせて相互利用が行われる予定で、今後利便性も大きく変わるはず。そんな意味で、来週は九州新幹線全線開業。向こうの九州は大きな祭りになりそうです。



上記の写真：東京駅構内だけでは数少ないTOICA電子マネー対応の自販機。本日からSUGOCAとの相互利用がスタートですが、まだ相互利用前のステッカー。今月下旬にはついに東海３県と静岡県のファミマでもTOICA電子マネーがやってきます。