2008/04/20(日)01:16
チンチン電車阪堺線とげこ亭のおこげおむすび
大阪最終日は堺まで朝ごはんを食べに行った。
ふらふら遊んでる私と違うて、母(リコウランさん)は出勤。心斎橋まで一緒やった。
足がようなくて杖までついてるのに、歩くのも階段の上り下りも早い早い。置いていかれそうやった。100過ぎまで長生きしはりそうや。
私は、そのまま地下鉄御堂筋線で動物園前まで。
地下鉄出口を上がってすぐの南霞町から大阪の路面電車、阪堺電気軌道阪堺線に乗った。
一両編成のかわいらしい電車で、大阪の街中を走るのが楽しい。
自動車と同じ道を走る併用軌道(へいようきどう)と専用軌道が混在してる。
大阪市内と堺市内にまたがって乗車する場合の運賃は290円。
阪堺電車
御陵前駅(ごりょうまええき)で降りた。目的の、ゲコ亭には寺地町駅(てらぢちょうえき)のほうが近かったようや。 トタン張りの銀シャリ屋「ゲコ亭」は存在感がすごい。
朝9時に開店した。大きなしゃもじが看板代わりみたいや。
倉庫みたいな店内には、パイプの椅子とテーブルが並んでるけど、半分以上は調理場。
ステンレスのテーブルの上に、所狭しと並ぶおかずのなかから好きなのを取っていく。
お櫃のとこにいるおばちゃんにご飯をよそうてもらう。
豚汁は後から持ってきてくれはった。
メニューが壁に貼ってある。
白御飯 大中小150円
味噌汁 100円
漬物 100円
かんとだき 100円
玉子焼 200円
おかず丸皿 200円 250円
おかず角皿 350円 400円
ビール 大500円 小300円
下戸(げこ)亭のはずやのにビールもあった。
私の朝ごはんは、ご飯、お漬物、豚汁、玉子焼き、焼きたらことほうれん草のおひたしの盛り合わせ。
おかずは他にも、えびフライ、とんかつ、お刺身、サンマの開き、塩鮭の焼いたん、鯖の味噌煮、肉じゃが、ひじきの煮付け、冷や奴、お茄子の炊いたん、切干大根、大根おろしとちりめんじゃこ、とおいしそうなもんばっかり。
ご飯はピカピカしてるし、おかずも丁寧に作ってあって、どれもおいしかった。
お勘定は、おばちゃんを呼ぶとお皿の種類を見てサッと計算してくれる。
これで800円。すごく安いわけやないけど、ちゃんとしたもんがおいしく食べられる。
こんな店が近所にあったら、しょっちゅう通うのになあ。
もう一軒、通りを入ったとこにあるお店をのぞくと、ご主人の日本一の飯炊き名人村嶋孟さんがいはった。
長年の念願がかなって、やっと食べにこられたことをお話して、写真を撮らせてもろた。
このお店は、年末年始と6月から8月はお休み。お盆とお正月に関西に帰ってるので、ずっと行かれへんかった。
夏の長期休暇の間に、毎年海外旅行に行ってはるねんて。
村嶋さんは昭和5年生まれの78歳やそうや。とてもそんなお年には見えへん。
おこげのおにぎりを作って持たせてくれはった。それに「粗品」って書かれたおみやげまで。
おにぎりはほんのり塩味でしっかりと握ってあって、冷めてもおいしかった。
「粗品」はなんと虎屋のミニ羊羹、「夜の梅」と「新緑」。
遠くまで、食べに行ってよかった。
帰りの電車は旧型車両。
現役では、日本一古い電車みたいや。この線を一日乗り降りしてるだけでも、大阪のいろんな顔が見えておもしろそうや。
今日のラッキーくじは、両方ハズレやった。
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