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めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

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2009年09月20日
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カテゴリ:展覧会

シルバーウィークと、23日で終了ということからか、竹橋にある国立近代美術館のゴーギャン展は大入りやった。
入場制限まではないものの、間近ではなかなか絵を観ることできへんほど、会場は人であふれかえってる。
日本人ってこんなにもゴーギャンが好きやったっけって、びっくりした。
今回は、ゴーギャンの出生地パリ以外には門外不出やろうといわれてきた最高傑作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」がボストン美術館から来てる。
私のお目当てもその絵やった。
ゴーギャンの人生は、波乱万丈やったようや。
二月革命の年に生まれたゴーギャン。父はジャーナリスト、母はペルーの血を引く女性運動家フロラ・トリスタンの娘。
第2共和政が危うくなり、家族はペルーに渡る。航海途中に父が急死。ゴーギャンは、1歳から6歳ぐらいまでを母とペルーのリマで過ごしてる。
フランスに戻って11歳から16歳まで神学校で学び、17歳で水夫になり商船に乗って世界各地をまわっていた。
航海中19歳のときに母を亡くす。
兵役で海軍の兵士にもなってる。
23歳のときに株式仲買人になって、絵を描き始めたのもこのころ。
25歳でデンマーク人女性と結婚し、子どもも5人おったそうや。
28歳でサロンに初入選。印象派展にもその後出品。
1882年の金融恐慌を経験し、34歳で株式の仕事をやめて画家に専念する。
でも、絵はそんなに売れない。
1888年40歳のとき、アルルでゴッホと共同生活を始めたけど、ゴッホが耳を切る事件も起き、2か月で破綻。
トラブル続きの心を癒すために、1891年43歳であこがれの地タヒチに渡る。
同棲し身籠もっていた20歳の愛人ジュリエット・ユエを残していったそうや。
フランスの植民地として、現代文明が入り込んだタヒチはゴーギャンが思い描いていたような楽園ではなかった。
13歳のテハアマナを現地妻として、彼女をモデルにした絵をたくさん描いてる。
2年後に一時帰国、個展を開くもタヒチでの絵の成果がそれほど評価されない。
自伝的な紀行文「ノアノア」をこのころ書いてる。

失意のなか、1895年に2度目のタヒチへ。
現地妻テハアマナは別の男性と結婚していて、病と貧困の生活のなか絵を描き続ける。
13歳の新しい現地妻パウラとの間に子どもが二人(一人は生後数日で死亡)いたそうや。
母の名をつけた長女エリーヌの訃報を聞き悲嘆にくれ、また自身の病や借金から1897年49歳のときに遺書のつもりで描いたのが大作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。
この大作をパリに運んで個展をひらいてもらうけど、また評価されず。
砒素をのんで自殺を図るも失敗。
1901年には、より未開な地を求めて、タヒチ島から北東約1500kmのところにあるマルキーズ諸島のヒバオア島に移り住む。
ここでも14歳のマリー・ローズ・ヴァエホホと内縁関係になり、女の子が死の8か月前に生まれてる。
1903年心臓発作で一人寂しく亡くなる。54歳やった。
作品が高く評価されるようになったのは、死後のことやそうや。
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」には、圧倒されるような存在感がある。右端の上半身だけ描かれた黒い犬はゴーギャン自身ではないかと解説に書かれてた。真ん中にいるに二匹の猫のことには触れられてへんかったんやけど、どういう意味なんかなあ。
いつも感覚的に絵を見てるので、絵解きみたいなんはあんまり好みやないんやけど。
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか 
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」解説の映像  
印象に残ったのは、「純潔の喪失」という置き去りにしたジュリエットをモデルにした作品。
左手でキツネを抱え、右手に花を握りしめ裸で横たわってる。
ゴーギャンは正妻との間に子どもが5人、別に4人の女性が5人の子どもを産んでるそうや。
自画像や写真を見ると、なんとなく母性本能をくすぐるところもあるような。
亡くなった年に描かれた「女性と白馬」が一番好き。丘の上に白い墓標が小さく見える。ゴーギャンらしくない穏やかな筆致。
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を描きあげてからのゴーギャンの絵は、どこか突き抜けたような透明感が加わってる。
これだけ好きなように生きてきて、最後は満足してたのかもしれんと思うて会場を後にした。
ゴーギャン展
この後、常設展ものぞいたんやけどそのことはまた後日。
だんな様の入院してる病院へ向かうた。
夕方から血圧計つき心電図モニターを取り付け、24時間の変動を調べる。
6時から22時は30分ごと、22時から翌朝6時までは1時間ごとに自動計測される。
高血圧、体重コントロール食 一日1600kcal、塩分6gのメニューは、
朝ごはん
 コンソメ煮
 食パン45g 2枚(トーストしてない)
 マービージャム マーマレード
 ゆで卵
 フルーツ
 牛乳 200ml

昼ごはん
 家常豆腐
 青菜のおかか浸し
 春雨サラダ
 中華スープ
 米飯 150g
 
晩ごはん
 白菜の塩炒め
 豚肉と根菜のごま味噌煮
 わかめの酢の物
 米飯 150g

夕日が赤々と病棟の廊下を照らしてた。
自宅やと、こんな夕日なかなか見られへん。
体重は、変わらない。

紅ちどりの開花 25輪(総計 425輪)
原種ハイビスカスの開花 4輪(総計 96輪)
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
3月末に始めたガーデニングパーツ。また白い花が満開になって、青い蝶がとまってる 「あすは晴れるかな」。

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最終更新日  2009年09月22日 12時33分31秒
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こんばんは♪   EYASUKO さん
17日のコンサートの前に行ったときも、ゴーギャン展はすごい混みようでしたが、祭日では一層の混雑でしたでしょうね。
これだけのゴーギャンが一堂に会したのは、わが国では初めてのことではなかったでしょうか。良いものを見させていただき、ハイドシェックのコンサートにも行けて、眼福・耳福の一日でした。 (2009年09月22日 22時46分53秒)

Re:すごい人気のゴーギャン展と24時間血圧モニター(09/20)   ばっちゃん。 さん
私も名古屋のゴーギャン展いきました。
すごい人でした。

彫塑にあらためて
感じるものがありました。
(2009年09月23日 01時14分00秒)

Re:すごい人気のゴーギャン展と24時間血圧モニター(09/20)   しげやん0710 さん
画家、作曲家等芸術家には得てして生前は不遇でも、
死後人気がでる人が多い。
本人自身は経済的に不遇でも、精神的に満たされて
自己実現をしているようだから、価値観の相違か?
浮世絵師の繪一枚がたった十六文という値段だった
ゴッホしかり、モーツアルトしかり! (2009年09月23日 12時07分19秒)

EYASUKOさん   megumegu001 さん
美術展はやはり空いているときに行きたいですね♪
開始してすぐの平日かなあ。
こんなに女性遍歴の多い人だとは知りませんでした!
-----
>17日のコンサートの前に行ったときも、ゴーギャン展はすごい混みようでしたが、祭日では一層の混雑でしたでしょうね。
>これだけのゴーギャンが一堂に会したのは、わが国では初めてのことではなかったでしょうか。良いものを見させていただき、ハイドシェックのコンサートにも行けて、眼福・耳福の一日でした。
(2009年09月30日 12時52分25秒)

ばっちゃん。さん   megumegu001 さん
この展覧会が開催できたのは、名古屋にボストン美術館の姉妹館があるからだよね。
ありがたいことです。
彫塑って東京では石膏像「オヴィリ」だけだったけど、名古屋にはもっと出てたのかしら?
-----
>私も名古屋のゴーギャン展いきました。
>すごい人でした。

>彫塑にあらためて
>感じるものがありました。

(2009年09月30日 13時02分06秒)

しげやん0710さん   megumegu001 さん
生前に人気が出るとその時代の人気におもねてしまうのかもしれません。
とはいっても生活していかなきゃいけないし、芸術家はむずかしいですね!
-----
>画家、作曲家等芸術家には得てして生前は不遇でも、
>死後人気がでる人が多い。
>本人自身は経済的に不遇でも、精神的に満たされて
>自己実現をしているようだから、価値観の相違か?
>浮世絵師の繪一枚がたった十六文という値段だった
>ゴッホしかり、モーツアルトしかり!
(2009年09月30日 13時14分20秒)

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