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めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

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2010年11月13日
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こまつ座第九十一回公演を新宿の紀伊國屋サザンシアターで観た。
自分で手配したわけやなく、義妹さんが取ってたけど行けなくなったからってくれはった。
二つの朗読劇とゆかりのゲストによる井上ひさしさんへのラブレター朗読からなってて、この時のゲストは麻実れいさんやった。
ほかにすまけい、白石加代子、熊谷真実、井上芳雄、石原さとみ、小曽根真、神野三鈴、高畑淳子、佐藤B作、辻萬長、剣幸、木場勝己、土居裕子、藤原竜也、大竹しのぶさんが日替わりでゲストトークをしはる。

群読のために 水の手紙
水に困っている世界のいろんな国の実情を手紙として紹介して、自然との共生を訴える作品。
群読ってどんなんかと思うてたら、20人ほどの普段着っぽい服の出演者が、それぞれに、時には一緒に朗読するというかセリフを言う。
村から水が消え人も消えたウズベキスタン、コロラド河の河口が干上がったメキシコシティ、国が海に沈みそうなモルディブ、温暖化によるヴェネツィアのサンマルコ広場の水没、チャド共和国の縮むチャド湖、パリの酸性雨、国をあげての水争いを繰り広げるユーフラテス河沿岸のシリアとトルコ、ユーフラテス河、アムール河のこともあったなあ。スペースシャトルからの地球の姿、水惑星、最後に「水はめぐる、世界をめぐる。水は一つ、世界は一つ」と語りかける。
徳高真奈美さんのヴィオラ演奏が後ろで流れてた。
これは、ちょっとお説教くさかったなあ。
学校の授業や文化祭とかで生徒さんが各地のことを調べながらやると、きっとええんやろう。

麻実れいさんのラブレター
ずっと井上作品に出るのをあこがれてはって、それが2005年の「箱根強羅ホテル」で実現したそうや。井上ひさしさんは遅筆やけど、ことばがとてもぴったりで、日本語を大切にする方だったって言うてはった。
16人のラブレターを全部聞いてみたいなあ。

朗読劇 少年口伝隊一九四五
これすごく感動的やった。
広島に原爆が落とされた後、天涯孤独の少年3人が宿と食事と引換えに、印刷できない新聞を口頭で伝え歩く仕事をまかされる。
舞台中央にダンボールで作った広島の街の模型があって、椅子に座った制服姿の12人がそれぞれ朗読というかセリフを言う。
バックの宮下祥子さんのギター演奏が効果をあげてる。
原子爆弾の炸裂、その後の黒い雨。ダンボールの広島に、黒い砂がパラパラと落とされる黒い雨の音が不気味。
そのうえ1か月ほど後の9月18日に未曾有の枕崎台風が襲ってきて、山津波まで起きる。その台風や山津波でも2000人もの人が亡くなったそうや。
輪転機が壊れ、新聞を印刷できなくなった中国新聞社が、社員を総動員してニュースを口伝えした事実が元になってる。
口伝隊をするなかで出会った、哲学じいさんは言う。
「決して狂ってはいけない」「生きて、(死んでいった)広島の少年たちのしたかったことをするんだ。」
戦後すぐにやってきたアメリカ人などが、原爆で肉親を失った子どもを支援する「精神養子」っていう運動もあったんや。
英彦くんは、戦後をどうやって生きていったんやろうな。
涙があふれてきた。
しっかりと記憶に残り、戦争の悲惨さを繰り返してはあかんと切実に思い、それらのことを伝え続けるためにも生き延びなあかんと感じさせられた。
これは、日本のいろんなとこで、そして世界中で上演して欲しいと思うた。
出演者
青木花 岡野真那美 河合杏南 熊坂理恵子 滝香織 辻村優子 藤井咲有里 
吉田紗和子 吉田妙子 渡辺樹里 宇井晴雄 金成均 窪田壮史 香原稔彦 
西原康彰 竹田桂 長元洋 西村壮悟 山本悠生 米川貴久

原種ハイビスカスの開花 1輪(総計 842輪)
紅ちどりの開花 0輪(総計 6輪)
ベルガモットの開花 0輪(総計 15輪)
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。

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最終更新日  2010年11月24日 12時31分20秒
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そうですか!!   たかちゃん さん
「口伝隊」って、何かと思っていたのですよ。
レポ読んで、こちらも感動いたしました。オオキニでした。 (2010年11月24日 09時09分34秒)

たかちゃんさん   megumegu001 さん
おかげさまで、楽しんできました♪
「少年口伝隊一九四五」は、2008年2月に井上ひさしさんが国立劇場演劇研修所の研修生のために書き下ろした朗読劇で、演劇研修所では、研修生が3年次に取り組むべき作品として毎年上演を重ねてて、今回の出演者も修了生やそうです。
-----
>「口伝隊」って、何かと思っていたのですよ。
>レポ読んで、こちらも感動いたしました。オオキニでした。

(2010年11月24日 20時18分52秒)

Re:井上ひさし追悼公演 水の手紙 群読のために/朗読劇 少年口伝隊一九四五(11/13)   ばっちゃん。 さん
朗読劇って
アジ演説か
シュプレヒコールみたいに
なりがちなんですが

心に響いたようで

やはり井上ひさし
すげえって思うけど
それを支える表現者たちもまた
すげえって感じますね
なんというか
見るものに隙を与えるところもある
人間をえがけるところ。

井上ひさしが演劇を手がけてたから
大人になってから
芝居はじめたなって思います。

(2010年11月27日 02時37分50秒)

ばっちゃん。さん   megumegu001 さん
朗読劇ってシュプレヒコールみたいなんだ!
ラジオの朗読みたいなのかと思ってたよ。
そのどちらとも違って、お芝居っぽかった。
こういうのって、舞台装置とかそんなに考えなくていから、いろんなところで上演できていいと思ったよ♪
-----
>朗読劇って
>アジ演説か
>シュプレヒコールみたいに
>なりがちなんですが

>心に響いたようで

>やはり井上ひさし
>すげえって思うけど
>それを支える表現者たちもまた
>すげえって感じますね
>なんというか
>見るものに隙を与えるところもある
>人間をえがけるところ。

>井上ひさしが演劇を手がけてたから
>大人になってから
>芝居はじめたなって思います。

(2010年11月28日 16時40分21秒)

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