だんな様が検査入院する日。
1泊の予定で、パジャマやタオルなどをかばんに詰めて病院へ。
ここは建て直して昨年から新しくなったので、まるでホテルのよう。
入院手続きをして、すぐ10階の病室へ。
ナースステーションのすぐ前の部屋やった。
新築してから個室料金がすごく高くなった。
最低でも19.95平方mで差額ベッド代が29,500円、一番高い部屋やと50.65平方mで120,000円もする。
相部屋は以前は6人やったけど、今度は4人。
廊下側を希望してたんやけど、空いてなくて窓側に。
希望やなくても窓側になると、差額ベッド代が1日2100円かかる。
長期入院する人は廊下側にすぐ移りたいやろうし、なかなか廊下側は空かんのとちゃうかなあ。
希望してなくても払わなあかんのは、ちょっとなんやなあ。
窓側病床の広さは8.37平方m。
各部屋ごとにトイレと洗面台があるのは便利。
個別のスペースには木製キャビネットがあって、ロッカー、TV、冷蔵庫、貴重品入れがついてる。
窓からは高層ビルの向こうに富士山も見ることができた。
10時に入院して、その日の1時から検査があるのであわただしい。
応接室で医師から検査について説明を受け、書類へ同意のサインをする。
だんな様は10年ほど前から原発性アルドステロン症。
左右の腎臓の上にある小さな内分泌臓器である副腎に腺腫ができてて、アルドステロンというホルモンが多く分泌され高血圧を引き起こす病気。
ずっと薬で抑えてたんやけど、腺腫のあるほうの副腎を取ることになった。
そのための最終検査が、副腎静脈サンプリング。
両側の太ももの付け根の静脈からカテーテルを入れて、左右の副腎静脈にカテーテルを挿入してそこの血液を採取する。
だんな様の場合、右側の副腎に腺腫があるんやけど、右側の副腎静脈から過剰にアルドステロンが出ていることが確認できれば、右の副腎を摘出することになる。
もし両方から過剰に出ていれば、副腎が両方なくなると困るので手術ではなく、薬を続けることになる。
この病院では、原発性アルドステロン症は内分泌科なんやけど、副腎の摘出は泌尿器科、カテーテル検査は循環器科になる。
その後看護師さんから、準備やスケジュールについての説明。
11時には、剃毛。
看護師さんがやってくれるのかと思うてたら、自分でやるんやて。
シャワールームに行って、3Mの医療用電動バリカン(サージカルクリッパー)を渡される。
そのほうがええなあ。
12時ごろ右腕からソリタ-T1号輸液 (500ml)と感染防止用のセファゾリンNa点滴静注用1gの点滴を始める。
精神安定剤のホリゾン錠5mgを呑むと、眠くなってきたみたいや。
12時45分に手術着を前後逆に着せられ、大腿付け根に貼る麻酔薬を。
男性の看護師さんが来て、カテーテルの導尿をセット。
これがすごく痛かったそうや。
ベッドからストレッチャーに乗せられて、検査室へ行ってしもた。
検査は早ければ2時間、副腎静脈の確認に時間がかかれば3時間かかるかもしれないといわれてた。
99%以上だいじょうぶやとは説明されたけど、心配でたまらんかった。
無事に終わったんやけど、続きは次の日記で。
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
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