住大夫さんの浄瑠璃を聴く前に、ニューオータニ美術館へ行ってきた。
ホテルニューオータニは、東京オリンピック開催に合わせて1964年に千代田区紀尾井町の旧伏見宮邸跡地で創業した。
創業者の大谷米太郎氏は、富山県小矢部市(おやべし)の出身。小学校も満足に通うことができない貧農に育ち、裸一貫から成功した人で、鷲尾獄の四股名で大相撲の幕下上位力士やったこともあるそうや。
蔵前の国技館設立にも尽力してはるし、浮世絵のコレクターとしても有名やそうや。
弟の竹次郎氏も砺波山の四股名に力士やったことがあり、兄と協力して鉄鋼業界のために貢献しはったそうや。
竹次郎氏のコレクションと邸宅が西宮市に寄贈されて、大谷記念美術館になってる。
会場には、平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)作の「大谷米太郎座像」もあった。
紋付袴姿で正座している姿で着色もされてて、人が座ってるのかと思ったほどリアル。
米太郎氏の息子さんが、ニューオータニ美術館の初代館長で、ホテルニューオータニの前会長の、大谷米一氏。
米一氏は、近代フランス絵画を中心にコレクションしてはった。
気になったのは、アンドレ・コタボの「赤いバラのブーケ」、「海辺のフルーツ」「カンヌの散歩道のヤシ」「カフェ・ロトンド」。
ぼってりとした質感が印象的。
ポスターに使われてるのは、モーリス・ド・ヴラマンクの「花束」。
日本画では、竹内栖鳳「翠竹春鶯」や横山華山「関羽張飛図」など。
江戸時代の茶道具も展示されてた。
3月13日まで
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
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