前日に原発性アルドステロン症の腹腔鏡手術をしただんな様。
朝６時ごろには、酸素吸入がフェイスマスクから鼻腔カニューレになり、それもほどなく取れたそうや。
脚の加圧式フットポンプやバスタオルもはずれてた。
７時半にパンの朝ごはんが運ばれ、一人で全部食べられた。
私は８時ごろに病室に行くと、看護師さんがびっくりしてはった。
９時には導尿のカテーテルをはずしてくれはった。
これが取れると痛みがずいぶん違うみたいや。
９時半ごろ、看護師さんの介助で起き上がり、立ち上がって、フロアを一周してみる。
フラフラするものの、異常がなくてひと安心。
ドレーンが入ってる傷口のガーゼを交換し、熱いタオルで体を拭いてもらい、Ｔ字帯をはずしパンツをはいて、パジャマに着替える。
まだ、左手の抗生剤の点滴と背中の硬膜外チューブから痛み止め、術部に溜まる出血を抜くためのドレーンはついたまま。
だんな様は痛みに弱い人やので、すごく参ってはった。
手術直後は朦朧としてようわからんかったようで、この日が一番きつかったそうや。
面会は原則２時から８時までやので、４人部屋やとその時間内に来てもらいたいとのこと。
個室やと、面会の時間の融通もきくし、付き添いも可能やと言われた。
だんな様の不安が強いし、ちょうど次の日には一番安い個室が空いてるということやったので、そこに移ることにした。
お昼ごはんは、サバの塩焼き、白菜のお浸し、切干大根の煮物、豆腐と葱の味噌汁、ご飯１５０ｇ、りんご。
食事は全部食べられた。
手術後は、癒着を防ぐためにも積極的に体を動かしていったほうがええそうや。
私も気分転換に、近くの森美術館へ行くことにして、だんな様が入口まで送ってくれた。
１時間ほどすると「苦しいから早く帰って来い」と携帯に電話が。
急いで戻ると、傷口だけやなく胃も痛くて、吐き気もして、体がしびれてきたという。
胃薬と痛み止めを飲んで、吐き気止めの点滴を追加してもろた。
背中の痛み止めの点滴に、吐き気の副作用があるものが入ってるそうや。
５時過ぎの回診で、医師に症状を伝えると、手術で疲れが出たんでしょうとのこと。
退院予定は週明けで、ドレーンと背中の痛み止めは翌朝取れると言われる。
６時に晩ごはん。
牛肉の煮込み、ミルクスープ、サラダ、南瓜のチーズ焼き、ご飯１５０ｇ。
食事は全部一人で食べられた。
７時半ごろ最後の点滴が終わり、針が抜けた。
薬がきいたんか、痛みは少しやわらいできたようやった。
私は８時に病院を出て、家に帰った。
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