病室から、朝の富士山がきれいに見えてた。
２３日に原発性アルドステロン症の腹腔鏡手術をして個室に移っただんな様。
付き添いの私の簡易ベッドの寝心地もそれほどひどくはなかった。
６時に採血と血圧、体温測定。
９時半に手術の傷口のチェック。
溶ける糸で縫ってくれはったので、抜糸は必要ないそうや。
個室やと、タオルとアメニティセットが無料で使える。
タオルは、ニューメキシコ州にあるドーシーアルバス氏の農場で育てられたオーガニックコットンを使ってるそうで、バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、ベーシングマット（バスマット）１枚ずつを毎日取り替えてくれる。
アメニティはＲＥＮ（レン）というブランドのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローション。
ＲＥＮはスウェーデン語で「清潔な（クリーンな）」という意味で、ハロッズやセルフリッジズ、バーニーズ・ニューヨークなど世界各国の有名百貨店や専門店で販売されていたり、有名スパや限られたホテルで使われてるロンドンのテレンス・コンラン卿のアドバイスを受け開発されたスキンケア製品なんやそうや。
とうもろこしやオーツ麦、椿油などのベジタブルオイルが原料の優しい洗浄成分や、植物やミネラルのエキスを元にした１００％自然の香料が使われてて、とっても使い心地がよかった。
ただ、お年寄りなどには、ボトルの区別がつきにくいかもしれんなあ。
歯ブラシセット、ヘアネット・ヘアゴムセット、麺棒・コットンセット、リサイクルパルプのＥＣＯティッシュペーパーもあって、追加を希望すればどれでもタオル交換の時に持ってきてくれる。
毎朝、オーバーベッドテーブル拭きに来る人、部屋の掃除をしてくれる人といろんな人がケアしてくれる。
午前中、東京に来てた義妹さんがお見舞いに来てくれた。
部屋で携帯電話を使えるのも助かる。
だんな様は、個室に移れてほんまにうれしそう。
男性の４人部屋は、一日中カーテンを閉め切っててお互いに話をすることもないみたいや。
女性の部屋やと日中はカーテンを開けて、話に花が咲いてるところも多そうやった。
個室効果か、この日の昼過ぎから血圧も下がってきて、上が１２０から１４０の間。
薬なしに普通の血圧に戻ることができて、よかった。
傷もそれほど痛まんみたいや。
手術翌日の弱り具合が嘘のように、元気になってきた。
私も、久しぶりにちゃんとしたご飯を食べに行った。
近くの「一汁三菜」でほっけの醤油漬け定食１３００円。
ブロッコリーのお浸しに、さつまいもと蓮根と大豆の煮びたし。
ご飯は、玄米と白米を半分ずつ。
体にしみわたっていくようなおいしさやった。
その後、近くの山種美術館に「ボストン美術館浮世絵名品展」を観に行った。
初日でようけお客さんが来てはった。
このことはまた別の日記で。
３時間ほどの自由時間やったけど、すごくリフレッシュできた。
金、土、日曜日の夜８時から１０時までの２時間だけ、東京タワーのライトアップがダイヤモンドヴェールになる。
東京タワー ライトアップ
通常のライトアップよりエレガントで、見とれてた。
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
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