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文楽三昧の日やった。 11時から12月文楽公演「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」。 今月は中堅さんが中心の公演。 前九年の役で源八幡太郎義家に敗れた安倍一族の貞任、宗任らが、お家の再興と復讐を描いた近松半二の作品。 「外が浜の段」は、21年ぶりの上演やそうや。 海士とその女房のやりとりが、ユーモラスでおもしろかった。 善知鳥文治(うとうぶんじ)が、金の札を付けた鶴を射る場面では、弓矢がぴゅーんときれいに飛んでいった。 「善知鳥文治住家の段」 では、病気の子清童が、父文治が縄にかかるのを見て、驚いて死んでしまう。あっけないなあ。 「環の宮明御殿の段」で、「矢の根」で 南兵衛(実は宗任)が、矢の根で自分の肩を突きその血潮で「わが国の、梅の花とは見つれども、大宮人はいかゞ云ふらん」と歌を書く。 桂中納言則氏の玉女さん、髪を染めるのをやめはったようで、白髪。そのほうが素敵。 次が、「袖萩祭文」。 勘十郎さんの袖萩、玉誉さんのお君。哀れさ、親子の情がひしひしと伝わってくる。 最後に、直方が切腹、袖萩が自害する場面は、呂勢大夫さんと燕三さん。 迫力があった。 平成23年 12月文楽公演 奥州安達原(おうしゅうあだちがはら) 外が浜の段 口 豊竹靖大夫 鶴澤清公 奥 豊竹咲甫大夫 鶴澤清友 善知鳥文治住家の段 中 竹本津國大夫 豊澤龍爾 奥 竹本文字久大夫 野澤錦糸 環の宮明御殿の段 中 豊竹芳穂大夫 鶴澤寛太郎 次 竹本相子大夫 鶴澤清馗 前 竹本千歳大夫 豊澤富助 後 豊竹呂勢大夫 鶴澤燕三 (人形)袖萩:桐竹勘十郎 桂中納言則氏実は安倍貞任:吉田玉女 八幡太郎義家:吉田幸助 敷妙御前:吉田文昇 妻浜夕:吉田勘彌 平けん(イ兼)丈直方:吉田玉輝 外が浜南兵衛実は安倍宗任:吉田玉也 善知鳥文治:吉田和生 女房お谷:吉田蓑二郎 お雪:吉田玉誉 など 幕間に、2階お食事処「十八番」に行くと、12月の国立劇場開場45周年記念フラワーアート「礎(いしずえ)」が飾られてた。 厘菊、スプレー菊、嵯峨菊など様々な種類や色の菊、ヒイラギナンテン、黒竹、 根木が使われてるそうや。 チケットセンターに寄ってみたら、この日の夜にある社会人のための文楽鑑賞教室の席が、3つだけ空いてた。 行きたかったけどチケットが取れてなかったので、急遽見ることにした。 Aプログラムがよかったんやけど、この日はBやった。 鑑賞教室やので、最初に「解説 文楽の魅力」がある。 床(義太夫の語りと三味線)の解説は、相子大夫さんと清丈'さん。 掛け合い漫才のように、進んでいく。三味線の音色、ピッチなどが登場人物の状況や心理によって変わるという実演では、ブータン王妃まで登場してた。 人形解説は、文哉さん。 「曾根崎心中」は、玉女さんの徳兵衛、清十郎さんのお初。 天満屋の床下に徳兵衛が潜んでて、お初の足を自分の喉首に持っていく場年では、通常はない女形の足が出てきた。 歌舞伎では、九平次の悪行が露見する場面が追加されてる。それがないので、あっさりとしてた。 天神森の場面は、歌舞伎よりしっかり見せてくれる。二人の人形が色っぽかった。 12月 社会人のための文楽鑑賞教室 解説 文楽の魅力 竹本相子大夫 鶴澤清丈' 吉田文哉 曾根崎心中 生玉社前の段 豊竹睦大夫 野澤喜一朗 天満屋の段 竹本津駒大夫 鶴澤藤蔵 天神森の段 お初 竹本南都大夫 鶴澤清志郎 徳兵衛 豊竹芳穂大夫 鶴澤清丈' 竹本文字栄大夫 豊竹靖大夫 竹本小住大夫 鶴澤寛太郎 野澤錦吾 (人形役割)手代徳兵衛:吉田玉女 丁稚長蔵:吉田玉誉 天満屋お初:豊竹清十郎 油屋九平次:吉田玉志 田舎客:桐竹勘次郎 遊女:桐竹紋臣 遊女:桐竹紋秀 天満屋亭主:吉田文哉 女中お玉:吉田簑一郎 1日1回のクリックで、募金ができます♪
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旅をしたり、おいしいものを食べたり、きれいなものを観るのが好きです。 国内の都道府県はすべて訪れました。 海外はアジアを中心にまわっています。
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