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2013年01月25日
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カテゴリ:展覧会

国立劇場で、菊五郎劇団の夢市男達競で初笑いをしてから、渋谷区立松濤美術館へ。
1月27日まで、「シャガールのタピスリー展 二つの才能が織りなすシンフォニー」展を開催。
タピストリーなんて本物にはかなわないだろうなあって思うて行ったら、大間違い。
ものすごい迫力で迫ってきた。
松濤美術館は、白井晟一の設計で非常に個性的な建築。
地下1階に楕円形をしたメインの第1展示室があり、1階まで吹き抜けになってる。
高い天井が、タピストリーにぴったりの空間。
これらのタピストリーを製作したのは、ベルギー生まれの女性イヴェット・コキール=プランス(Yvette Cauquil-Prince)さん。
「サーカス1」「アルルカンの家族」「アルルカン」「平和」「ダンス」「創造」「モーゼ」が並ぶ。
元になったリトグラフが一緒に展示してあるものもある。
「平和」は、一番大きな作品で高さが410cm、幅620cmもある。国連本部のステンドグラスを元に、フランスロレーヌ地方のサルブール(Sarrebourg)市から依頼されたもの。
同名の「平和 La paix」というステンドグラスとともに、フランシスコ礼拝堂(Chapelle des Cordeliers de Sarrebourg)に飾られてるものなんやそうや。
ロビーでこの「平和」」を制作する様子の7分間の映像が流されてた。
25色の糸を組み合わせ束ねて色を作っていく。小さな作品で1か月、大きい物やと1年以上かかるそうや。
原画を単に引き伸ばして忠実にというより、大画面に拡大したときにふさわしいように作者のイメージに近づけるよう配色していくという。
イヴェットが作製したタピスリー原寸大の下絵(カルトン)には、使用する色や織りの指示が細かく書かれてて、それを織機の経糸の下に置いて、職人たちがタピスリーを織っていく。
イヴェットは伝統的技法を独学で学ぶため、クリニュー中世美術館、ルーヴル美術館、パリ装飾美術館の古いタピスリーの織り方を研究したそうや。
「アルルカン」では、コプト織りや中世ルネッサンスの織り方も使われてると、説明にあった。
タペストリーの裏をのぞくのもおもしろかった。
1点だけ裏地が縫い付けてある作品があって、それは日本人の所有やった。
2階の第2展示室(サロンミューゼ)と特別陳列室には、「赤い雄鶏」「黒い手袋」「花の中の少年」「画家の夢」「天使の湾」「青と黄色の横顔」。
だんだん、シャガールの元のリトグラフよりタピスリーのほうが迫力があって魅力的にさえ見えてくる。
見事な表現やなあ。
タピスリー16点、油彩10点、リトグラフが23点。
参考資料として、タピスリー制作のための羊毛糸・櫛・道具などと伝統的なゴブラン織りについて描かれた挿絵本も展示されてた。
白井晟一設計の建物も探検。
階段の手すりのカーブの官能的。
展示スペースの中央が吹き抜けになってて、一番下には噴水があり、1階から空中のブリッジが架かってる。
ブリッジから冬の夜空を見上げると、楕円の空に星が輝いてた。

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最終更新日  2013年02月28日 02時49分46秒
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