その②
銀色に輝くオデシック・ドーム状のシアターにサムソナイト社製の白い折りたたみ椅子 NASA Folding Chairs がずらっと並んで壮観。
私のは Oscar Wilde の名前だった。
13分の映像はニューヨークのThe Noguchi Museumで撮影されたもので、とてもおごそかに茶事がすすんでいく。
亭主のトム・サックスさんが露地・茶室を清め、角材を切って炭を焼き、刺身を作り、灯籠を灯し、庭の松と竹を活けて準備する。
女性の客が到着し白い上着を着て、露地草履を履き、外露地の腰掛で煙草盆の煙管を吸う。
蹲踞で手を清め躙口から茶室へ。
主菓子はピーナツバターをのせたクラッカーとオレオ、お酒(白湯?)を呑んで、干菓子はヨーダのPEZ。
NASAのロゴ入り茶碗に電動茶筅で薄茶を点て供される。
四畳半の茶室はDowの"Blue Board"やNYのガス・電力・熱供給会社Con Edison社仕様の紅白ストライプの警告板柵、スチール波板などでできてる。
掛物にはモハメド・アリの絵姿とカタカナで名言 "It's not bragging if you can back it up" 。