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星の髪飾り

星の髪飾り

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2008/07/21
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 思わぬタイミングで岡山県倉敷市から届いた本。 大切にします(--) 

一冊読み終え、次はどれにしようかと心騒ぐ。 


 昨日は午前中診療の病院の鍵明け当番で、早朝から緊張!

大きな紫陽花の影や庇の下に早々に行列が!晴れ



 土曜日から和歌山の親友が遊びに来ていて、仕事から帰宅すると美味しい昼食が!

ありがとう、お姉さん目がハート

もう、家族もオオヨロコビ。 このまま家族になって欲しい~ ちょき

 ほどよい距離間が、今の友情を維持してるオーケー


・・・・・・・・・・・・・えんぴつ「しなやかに散れ」 スポット4えんぴつ・・・・・・・・・・

  雨は白いカーテンのように闇を覆いはじめた。
 
「柴田よう・・・・・」
 
 休憩を終えた先輩のひとりが、僕を呼びとめた。

「奴と仲がいいんだなあ。 知り合いか? 」

 曖昧に交わそうとした僕の心臓が、一度ドキン!と大きく鳴った。

「あいつ、社長のコレの・・・・・ナニだ!」
 
 僕の目だけが彼に向った。 

彼は小指をひっこめ、まだ何か言いたそうに口ごもっていたが、視線の絡みはすぐに解れた。

「さっ、明日の準備にかかるか」
 
 彼の足跡が遠ざかると、僕はロッカーをあけ、ジーンズに足を突っ込んだ。

「コレのナニ」・・・・・不愉快と納得が絡みあう中、裕介が待つグランドに走った。



「自転車を積んで国道で下ろして貰えば助かるけど」

 裕介はタバコを消して運転席の窓を開け、顎をしゃくりあげた。 

「そんな言い方しねえで、一度乗ってみたかったって言えよ!」

「べ、別に!」

(自分の事をわかったように言われたくないよ)  
 
雨は容赦なく裕介の顔を叩く。  

「もうチャリは積んだぞ。 どうせ明日はオフだろ? 乗れよ!」

 


 出逢って半年。 裕介とのコントラストや、経緯を探る雑音を、高いシートから見下ろす。

「このまま突っ走るか?」

「ど、どこへ?」

 剃り上げた眉の下で、ほんの一瞬やわらかな光が放った。

トラックは雨のグランドを一周した後、遠くに霞む灯かりを背にウインカーを点滅させた。

裕介は大きな手でハンドルを握りかえし、ゆっくりアクセルを踏んだ。 

 フロントガラスに水の輪が張り付き、しなやかに落ちていく。 

無数の雨の叫びが、扇を描くワイパーに挑む様を、僕はじっと見つめていた。


 
  






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最終更新日  2008/07/21 02:09:38 PM
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