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今夜はとても冷えています。 明日は鍵あけ当番なので、7時半過ぎに家をでます。 温かくして行かないと! 診察室や待合室も、つい此間まで冷房をつけていたのに もう暖房。 暑かったけれど短く感じます、この夏。 私の一週間は明日から始まります。 休みの今日、庭の草取り 隣で主人が洗車。 なんだかいつものパターン。 菊を眺めながら「来年は薄紫色の菊がこの辺りに咲く~」ウキウキ 友達から貰って挿し木予定。 好きな色だから・・・ 菊の事を思いながら、100円で「武蔵野ステークス」で キクノサリーレという馬を買いました。 そしたら、一着! なんとな~くって言うのがいいのかな。 力を抜くっていい感じかも。 北海道は雪! 明日は関東も寒くなります。 風邪に気を付けましょうね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「しなやかに散れ」 不景気の今、たとえ言葉の障害があっても一つの職場にしがみ付いている方がいい。 僕はそんな事を思いながら、沈みかける西日を追う様に車を走らせた。 日勤に変わってから、人並みに心地よい疲労感を噛みしめられる。 建て替えをした向かいの家から貰った廃材で、父が拵えた真新しいポストから夕刊を 取り出し、肩に引っ掛けたタオルを脇に挟み、風見鶏に顔を近づける。 ポストの屋根に乗った小さな風見鶏は、どこか間抜けで、時々余所見して僕を迎える 素振りをする。 僕は鶏冠を小突いた指をふっと止め、交差点で繋いだ朋子の手の温もりを思い出した。 「おまえはまるで、朋子のようだな」 そして木戸を開けながら、親父にこんな遊び心があったなんて・・・と首を傾げる。 茶の間に行くと、和奏が流行りのキャミソールの片紐をつまみ、黒い目で僕を見上げた。 「兄ちゃん!」 「ん?」 「私、わかったの」 「何が?」 「父さんの・・・」 「まだそんなこと言ってる・・・」 僕はあまり聞きたくないという目で和奏を見た後、冷蔵庫から麦茶を取り出し、一気に飲んで、 再び卓袱台の脇に立った。 「シャワー、浴びたいんだ」 すると「風見鶏」と和奏が少し強い口調で言った。 「父さんの女の家に、同じ風見鶏があったの」 「え? つ、つ、つけたのか?親父を・・・」 汗が一気に引いた。 「女っていうけど、確かめたのか? 親父に・・・」 「あっちは母子家庭で、父さん、凄く生き生きしてて。 表札は墨が薄くて見えなかったけど・・・家と同じ風見鶏があって、それで女の人が笑ってて、若い男が風見鶏を指さして・・・」 和奏は、僕の方が息苦しくなるほど、もの凄い早口で喋りだした。 「恋愛は自由だよ、きっと・・・相手も一人ならいいじゃないのかな」 「何でそんなに冷静なの? それに、あれを作ったのは父さんじゃない!」 「風見鶏?」 「そう。 父さん、私達に何も話してくれない。 好きな人ができたとか・・・ それに、彼はどういうつもりで同じ風見鶏を家によこすの!」 「彼って?」 「息子よ。 背中に『 絆 』って描いてあるTシャツ着た遊び人よ、あんな奴」 「そ、そうか・・・」 「ここに・・・この辺にねえ」 和奏は、もう話したくないという風に声を鎮め、額を指さした。 「傷があった」 「・・・三日月型の・・・だね? 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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