237301 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

か行

「グリーン フィンガーズ」

監督・脚本 ジョエル・ハーシュマン
主演 クライブ・オーウェン(コリン)


弟を殺してしまい15年も刑務所にいて、人生をすっかり諦めていたコリン。
彼の頑なな心は開放型のエッジフィールド刑務所に移って 老人ファーガスと出会ったことから
変わっていく。
更正プログラムのひとつとして、予算もない中、ガーデニングに取り組み始めた囚人たち。
およそ、園芸には向かない面々だったが、いつしか、庭造りのとりことなっていく。
そして、ハンプトンコートのフラワーショーに挑戦していくのだが・・・・。

一袋のニオイスミレの種を貰ったことから変わっていくコリンの人生。
ガーデニング・・・命を育て花を咲かせる事の素晴らしさを謳ったこの作品は、
NYタイムズに掲載された実話を元にした映画だそうな。。。
いわゆる大作ではないけれど、心がホッカリ温かくなるような映画だよん。



「コーラス」

監督 クリストフ・バラティエ
脚本 クリストフ・バラティエ  フィリップ・ロペス=キュルヴァル
出演 ジャック・ペラン(ピエール・モランジュ)
   ジェラール・ジュニョ(クレマン・マチュー)
   ジャン=バティスト・モニエ(ピエール・モランジュ 少年時代)


母親の葬儀で故郷に帰った指揮者ピエールは
少年時代 寄宿学校で一緒だった仲間から一冊の日記帳を受け取る。
それは ピエールの生き方を変えてくれた恩師マチューの日記帳だった。
その日記から蘇ってきた50年前のこととは・・・。

それは 1949年、「池の底」寄宿学校でのこと。
挫折を重ね 音楽家としては名をなさなかったクレマン・マチューは
問題児を更正させるための寄宿学校「池の底」に舎監としてやってきた。
生徒の気持ちは荒れ、それを重い懲罰で抑えようとする校長に戸惑うマチューだったが、
歌う事を教え、次第に子供達の心をつかんでいく。

2004年 フランスで年間の観客動員数第一位を記録したこの映画は、
とにかく、子供たちの歌声が素晴らしく、中でも ピエール少年を演じた
ジャン=バティスト・モニエ少年の声は なんと例えたらよいのか・・・。
(彼はサン・マルク少年少女合唱団のソリストだそうな。。。) 
それが、ジェラール・ジュニョ演じるマチュー先生の生き方と相まって
地味ながら とっても魅力ある映画になっています。
マチュー先生役のジェラール・ジュニョの抑えた演技と  
ジャン=バティスト・モニエ少年の歌声は必見よ。
聴いていると、なぜか・・・・なぜか、涙がじんわりしてくるのです。



© Rakuten Group, Inc.