外国語が話せるようになるためには ~その2~
前回に引続き、外国語が話せるようになるためのコツのようなものをお伝えしていこうと思います。前回の記事はこちら。外国語が話せるようになるためには ~その1~ 前回は、外国語を覚える時には、単語ごとにではなく、少し長めのフレーズごとに丸ごと暗記してしまうと効率的ですよ、ということを書きました。今回ご紹介するのは、会話能力だけでなく、リスニングや読み書きについても格段に語学能力が上がる勉強方法についてです。それは、「返り読みをしない」で外国語を読むことです。「返り読み」という言葉を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、これは、日本語と外国語の文法構造上の違いから来るもので、日本人が英語などの外国語を読む際に、どうしても頭の中で日本語の語順に直してから意味を考えてしまうという癖のことを言います。これをやっていると、どうしても外国語を読むのが遅くなりますし、その言葉の持つ語順で思考が出来なくなってしまいますので、リスニングやスピーキングの際にも理解するスピードが遅くなります。なので、日本語の語順というものを一旦忘れて、センテンスごとに区切った外国語を、そのまま訳しながら読んでいくという練習をします。実は、こちらの教材で英語の勉強をして、私の英語力は飛躍的に伸びました。返り読みをやめるための練習が出来るように工夫してある教材なんです。
(※特にこの会社の回し者ではないのです。念のため)別に、この教材を買えと言っているわけではないのですよ。この教材でやっているやり方を真似しながら勉強すると良いですよ!ということです。どんな風にするのかと言いますと、例えば以下の例文を読んでみてください。It was Peter that met Amanda in the park yesterday.訳:昨日公園でアマンダに会ったのはピーターでした。この日本語と英語の語順を見比べると、以下の通り、真逆になっています。英語の語順 1-2-3-4 1 It was Peter 2 that met Amanda 3 in the park 4 yesterday.日本語の語順 4-3-2-1 4 昨日 3 公園で 2 アマンダに会ったのは 1 ピーターでした。なので、この英語をちゃんと日本語に翻訳しようとすると、1~3の部分を覚えておいて、4を聞いてから訳さなければならないのです。これって、本当に時間のロスですし、前半部分をちゃんと覚えておくのも難しいですよね。なので、わざわざ日本語の語順に従って訳すのではなく、英語の語順で日本語に訳すという作業をします。まず、センテンスごとに英語を区切ります。It was Peter /that met Amanda /in the park /yesterday.そして、センテンスが終わると同時に、すぐ日本語に訳していくんです。It was Peter ⇒ それはピーターでした。that met Amanda ⇒ アマンダに会ったのはin the park ⇒ 公園でyesterday. ⇒ 昨日日本語: それはピーターでした/ アマンダに会ったのは/ 公園で/昨日こういう練習をひたすらやるんですね。すると、英語の語順で思考することに段々慣れてきます。やり過ぎると、たまに若干日本語がおかしくなることもありますが(笑)、ほんとに効果的な勉強方法ですので、是非とも試してみて欲しいと思います。また、上記の英語教材では、英文を2倍速の速さで聞くという速聴法も取り入れています。高速道路で車を運転したことのある方なら分かると思いますが、速いスピードに脳が慣れると、普段のスピードが物凄くゆっくりと感じられてくるのです。英語もこれと同じで、速いスピードの英文を繰り返し聞くことで、普通のスピードの英語が遅く感じられるようになるため、聞き取り力が半端なくアップします。ということで、超お勧めの教材なのですが、最近では速度を変えることが出来るレコーダーなども数多く販売されていますから、自分で工夫して練習出来そうですよ。参考にしてみてくださいね。