イランの果物


イランの果物 11月18日(月)

サラマレコンム!と、どこかのご家庭にお邪魔して下さい。
まずはチャイです。奥さんなどの女性ではなく、ご主人など男性が運んで来ます。

これはイランの女性がなまけものだから?
いえいえ、チャイを入れたのはおそらく奥さんでしょう。
チャドールに身を隠し、ご主人以外の男性に顔や肌を見せてはいけないのです。

おぉそうだ、今日は果物だったナ!
イランの女性については別にゆずろう。
エツッ!この女好きめッって?ほっといてくれッ!

エヘン!(気を取り直して)
どこのご家庭でも、フルーツがお皿に山盛りしてあります。
いつも客人を迎える体制万全ってとこですネ。
要するに、果物が安くてうまい!そう、これを言いたかったんだ。

メロン、これは大きい、しっ、しかも安い!
値段を聞いてびっくりするなよ!いいかい。10円。たったの10円なんですよ。いやほんと。
日本じゃ、「1万円するメロンがあんのよ」と話してやると、「クレイジー」だって。

次に、スイカ。切って出てくりゃ、日本のものと変わらない。しかし甘い。ほんとに美味い。値段と味は日本の負け。
このスイカの形、なんか、「ヘンダワネ」。
そう、イランのスイカは丸くない。ラクビーのボールのような形なんです。だから、スイカのことをペルシャ語で「ヘンドゥワネ」というのです。ハイ。

ちなみに、スイカは「西瓜」と書くでしょう。何故、西の瓜かご存知ですか?

この西瓜とか、胡椒、胡瓜など、「西」とか「胡」と付くものはイランからシルクロードを通ってはるばる伝わってきたのです。
「西」や「胡」はイランのことなんですネ。イランが原産だったのです。

私の一番のお気に入りは、ももです。小さい方の。
このもも、ももらしからず、まるでUFO宜しく、円盤形なんです。これを彼らは、皮をむきもせずガブリ!
絶妙、いや、「ゼッツミョウー!!!」なんです。
香り、甘み、酸味、ジュウシーさ、うーッ!困った。こんな貧困なボキャブラリーでは表現できない!困った。

皆さんの豊かな想像力でカバーして下さい。

ほかにもいっぱいあります。いちじく、バナナ、りんご、みかん類、みんな美味しい。
あぁ!そうだ、胡瓜もだ。
「胡瓜は野菜だろ」ってェ~?私もそう思うんですが、何故かイランでは果物と一緒にお皿に盛って出てきます。皮をむいて塩をかけてかぶりつきます。ボリボリ・・・・・では又ネ。




© Rakuten Group, Inc.