Oasis @ Tokyo Dome, 26th October 2025
2025年10月26日。ずぶ濡れで見た、フジロックでのChampagne Supernovaから16年。突然の再結成のアナウンスで味わった歓喜から1年。ついに、ついにこの日がやって来ました。東京ドームで行われたOasisの来日公演、2日目の方に行ってきました。あいにくの雨模様でかなり寒かったのですが、心の中は激アツです。どんどん埋まっていく客席を見ながら、もうすぐだ、もうすぐだと思っているうちに、あっという間に開演の時間がやって来ました。前座のおとぼけび~ば~は、いろんな洋楽のOAやってるなーという程度の認識で、音も聴いたことがなかったのですが…爆音だし上手い、MCも絶妙にユーモアがあって、これは人気出るなあと思いながら楽しく観させてもらいました。さあ、本チャン。”THIS IS NOT A DRILL”とスクリーンに表示された瞬間に絶叫です。Fuckin’ in the Bushesが鳴り響くと、ドームが地鳴りのように揺れたような気がしました。そして手をつないで高く掲げながら出てきたノエルとリアム。本物だ!本当に来た!手つないでる!笑ってる!もうそれだけで涙腺が緩み始めます。そして鳴り響くHelloのイントロで崩壊。手を顔で覆い、私はさめざめと泣きました。スクリーンさえ見られず、しばらく嗚咽していました。ようやく復活しかけたところでAcquiece。「We believe each other...」を聴いてまた泣き崩れる。1コーラス目は完全に号泣して何もできず、2コーラス目でやっと歌えました。これまでのことを考えたら、彼らがヴォーカルを分け合って歌うこの姿が、もう、奇跡にしか見えませんでした。Morning Gloryでは思いっきりぶち上がり、叫びまくり、そしてSome Might Sayで予想通りまた泣く私。この詞がなんだかとても刺さるんです。クッソカッコ良いBring It On Downを経て、来ましたCigarettes and Alcohol。ポズナンが前日不発だったというのも聞いていたので、友達と「絶対やるっしょ!?」と言い合っていたんですが、この日はみんなばっちり!リアムが「ポズナンっていうのがあってな、後ろ向いて肩組むんだよ。嫌だったらやんなくていいんだけどな」ってなんだかとても優しく説明してくれてたんですが、隣のお兄さんがちょっとためらいがちだったので、「やりましょう!」とガシっと肩を組んで巻き込みました。いやー楽しかった!リアムも「お前らめっちゃよくやったな、コングラッチュレーション!」って言ってくれました。ちょっとしたハプニングは、Supersonicのとき。最後のあたりで急にノエルが変な顔したなあと思っていたら、アウトロを間違えたらしいです。ちょっとグダグダな感じで終わって、ノエルが「Sorry」と言ってみんな爆笑。リアムはニヤニヤしながら「こいつ~」って指差してて、そんな雰囲気もまた、彼らの関係がすごくいい状態なんだなと感じさせてくれて、素敵なハプニングでした。Talk Tonightのときはドーム全体でスマホのライトが点けられて、星空のように綺麗だったのもまだ記憶に鮮明です。で、次がいちばん楽しみにしていたHalf the World Away。おととしだっけ?ノエルがソロでフジに出たとき、やってたのを配信で見て、これOasisでやるの観たいなあ…なんて思ってたところで実現!ちゃんとノエルが歌を観客に預けてくれたので、最初から思いっきり歌いました。兄ぃの声も絶好調。そしてLittle by Littleですよ。これも歌うやつです。合唱がこんなに気持ちいい!と思えるのはやはりOasisならでは。兄タイムが終わって、D’You Know What I Mean?です。セトリの中ではちょっと毛色が変わっているような感じですが、これがまたヒリヒリするような音と絶好調リアムの声でガツンと迫ってくる。次のStand By Meが私の最後の号泣タイムでした。リアムが先生みたいに観客をのせてくれて、耳に手をあててずっと合唱を聴いてる。あとでXとかで見ましたが、その後ニコッと笑ってるんですよね。彼がライヴ中に笑う姿をほぼ見たことがないので、ものすごく嬉しかった!これ一曲ずつ書いてるととんでもないことになるので早足になりますが、Cast No Shadowは私の神Richard Ashcroftのことを歌ったものなので、もはや讃美歌のようにじっと直立不動で聴きました。ていうかなんで神は日本に来てくれないのですか?OA楽しみに待ってたのに!そして私はWhateverを初めてライヴで聴きました。じーんと胸にしみるものがありますよね、あの歌詞とか一緒に歌っていると、もう好きなように生きられない年齢だし夢も見られなくなってきたけれど、私はここで頑張ろうとなんとなく思いました。さあ、Live Foreverですよ。Maybe~からみんな大合唱が起きます。泣きそうだけどもう泣きません。こんなに声を出して歌うことなんてなかなかないのでそろそろ喉が痛いんですが、それでも歌う。そしたら、次はリアムが「最後の曲だかんな」みたいなことを言うので、もう本編終わっちゃうの!?と愕然としてたら、Rock ’N’ Roll Starです。これが本当に熱いのにクールで、彼らこそ真のロックンロールスターだと、スクリーンに見惚れっぱなしでした。私もOasis展で買ったこのTシャツ着てましたよ!アンコールはThe Masterplanから。これもノエルと合唱するのがたまらん一曲。バラードなのにカッコいいと思わず呟いてしまうのは、あのビターなコーラスの音色のせいなのかな?そしてみんなが誰もがずっと待ってたDon't Look Back In Anger!!!もはや国歌と化したこの一曲、最初からみんなが大合唱。5万人の合唱、たまらないですよ。もうノエルも当然のようにサビを預けるので、いっそう声を張り上げる。もう喉が限界です。これを歌うために16年待ってたんですよ。ノエルソロのときもやったけど、実際ノエルが歌うからソロでも同じなんだけど、「Oasisの」ノエル・ギャラガーが歌うからこそ大いに意味がある。感無量でした。感動冷めやらぬうちにリアムが登場してWonderwall。これも当然ながら歌います。「There are many things that I would like to say to you, But I don't know how」の「I don’t know how」を「I don’t speak Japanese」に変えてくれたんです。MCで「俺が知ってる美しい日本語はアリガトウだけなんだけどさ」みたいなことを言ってたんですが、それを踏まえてのこれか!と。アリガトウと言えば、この日のリアムは本当にたくさん「アリガット!」と言ってくれました。こんなに言ってくれる人だったっけ?と思うほど。表情もなんとなく優しいし、MCもゆっくりと易しい英語で喋ってくれてて(でもやっぱりリアムの英語はよく聞き取れない…)、こんなに包容力あるリアム初めて見ました…!もう残すはあと1曲。あのイントロが流れ出すと、ああ終わっちゃうんだという寂寥感と、楽しかったなという満足感がない交ぜになって、何とも言えない感情で目を潤ませながら、じっと彼らを見つめていました。16年前の雨の中で聴いたChampagne Supernovaと、今回のとでは、同じ曲なのに全然印象が違いました。16年前は、まさかその後解散するとは思っていなかったけれど、何となくどこか物足りないようなものを感じていたのですが、今回は違う。別人のように自分を律するようになり、生まれ変わったようなリアムと、照れ臭そうに笑いながらリアムのやることなすこと受け入れちゃうノエルがいる。大団円といったら物語が終わってしまいそうだけれど、この日のライヴということに限って言えば、素晴らしいフィナーレでした。手が痛くなるほど拍手をして、彼らを見送りました。もうお決まりになった兄弟ハグもあったかいものでした。さて、今回ボーンヘッドが病気治療のために不参加になってしまいましたが…パネルではいましたよ。ペップも。アンディがたまにしかスクリーンに映らないので、それが唯一の不満かな。インスタ見たらまだ日本にいて観光してるみたい。楽しんでくれてて良かったです。ギャラガー兄弟のことばかり書いていますが、私はゲム派です。なので、スマホにはゲムが映るスクリーンの写真が大量に保存されています。すっかりシルバーフォックスになって、それがまた渋さ倍増で、まるでポール・ウェラー師匠みたいになってて本当に素敵…!時折映るギターを弾く手がカッコ良くて、確実に私の目はハートでした。ゲムかっこいい、ゲムかっこいいよ。それにしても兄弟の蜜月ぶりが怖いほど。前日はリアムがもはや恒例のノエル尻叩き、そしてこの日はハグ2回、なぜか去り際に首にキス。いったい何を見せられているのかと思いましたが、なんだか若い頃に戻った彼らがじゃれついているようで、にんまりとしてしまいましたね。リアムはお帽子ない方がカッコいいと思います、と付け加えてそろそろ〆ることにします。ありがとう、Oasis。必ずまた日本に来てね。リアムが言ってくれたように、日本のファンはいつもあなたたちを応援しています。ここはあなたたちのホームです。また会いましょう。チケットを取ってくれた友達、本当にありがとう。この場に立ち会えたことを、光栄に思います。