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テーマ:洋楽(3357)
カテゴリ:音楽
これも私の暗黒時代にあった話ですが、SuedeがDog Man Starリリース20周年記念でロイヤル・アルバート・ホールで行ったライヴの模様が収録された、いわば最強ヴァイナルが2015年にリリースされておりました。CDのみでもリリースあったみたいなのですが、そこは今、私の欲がリミッターを振り切っているので、どうしてもレコードが欲しくて。 タワレコに在庫があるようなので、電話してみたら、店員さんが「マイク振り回してるやつですよね!」とジャケットの説明をしてくれたので、思わず笑ってしまいました。 さて、届きましたが、ものすごく重いです。配送にしてもらって良かった。 内容は4LP+2CDに加えて、実にカッチョイイ写真がおさめられたブックレット付です。 バーニー在籍時のアルバムを、バーニーのいない彼らが再現するのってどうなのかなと思いましたが、そんなもの杞憂です。というか私はリッチのギターも好きなのでむしろ大歓迎。しかもそこにニール加わってるんですから、言うことないです。 また、このライヴではサックスやストリングスが加わっています。彼らのライヴでは実にレア。 最初の2LPは、Dog Man Starの再現です。再結成した勢いとバンドとしての円熟味が合わさって、なんだかもう凄いとしか言いようがない。語彙力乏しいので申し訳ないですが、このライヴは、凄い。やはり場所が彼らにとっての大きな節目となってきたロイヤル・アルバート・ホールですから、気合の入りようも違ったのでしょうね。 new generationはお客さんの盛り上がりっぷりも聞こえてきて、こちらもテンションが上がります。 こないだマンチェスターのライヴではやったみたいなのですが、Hollywood Lifeの力強さったらもうもうもう!昔の兄さんの声は若い艶やかさがありましたが、40代超えた兄さんの、まさに年の功的な安定の声で歌われるのもいいですね。 2 of usは、けっこう最近になって個人的に前より好きになった曲。割とライヴでやってます。ニールのピアノのタッチが優しくていいな、と。バーニーのピアノは、感情の塊って感じなので、二人のスタイルはずいぶん違うと思います。その流れのblack or blueも美しい…。the asphalt worldからのstill lifeは、もう恍惚の域です。 次の2LPはアンコールでやったらしく(でも1時間くらいある)、ヒットパレード+α的なもの。ライヴでおなじみのナンバーはもちろんですが、my dark starやwhipsnade、together、そしてなんとstay togetherもあり…dog man starの世界観とつながるナンバーもセレクトされています。Bloodsportsからのit starts and ends with youとかもあるので、このアルバムがお気に入りの私には嬉しいです。 文句なく素晴らしいライヴですが、改めて、バーナード・バトラーという人の才能を再実感した次第でもあります。彼はそこにいないのに、いまだにバンドに影響力を及ぼしているという…。 けれど、彼の残した曲を、新たに加入した当時のNew Boysたちと兄さん・マット・サイモンでさらなる高みへと引き上げた、記念碑的なライヴなのだなと思いました。すごいね、本当に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.13 21:07:33
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