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テーマ:ライブ・コンサート(1527)
カテゴリ:ライヴ
![]() 11月24日、豊洲PITで行われたMewのフェアウェルツアーに行ってきました。 VoのJonasが脱退するということでのさよならツアーです。 私は、ガッチガチのファンというわけではありません。けれど、Frengers発売当初をリアルタイムで知っていて、Am I Wry? Noを聴いたときの衝撃は今でも覚えています。「こんな声、どうやったら出るの!?」というのと、「変則的すぎるのにめちゃくちゃ音がキレイ…!」とで、本当に彼らの登場は衝撃的でした。 その後、何度もライヴに足を運びました。個人的な事情で2013年くらいから10年近くライヴに行くこともなく、CDを買うこともなく過ごしてしまいましたが、今回はJonasが最後。それなら、ガチのファンの皆さんには申し訳ないけど、空間のおすそ分けをしていただこうかと…。 チケットを取ってくれた友達の引きが非常に強く(笑)、端っこながらもいちばん前のあたりを陣取ることに成功。柵があるのとないのとでは、老体に与える影響が違うんですよ。本当に楽(疲れることは疲れますが)。 ![]() のっけからバッキバキのリズム隊に、私は圧倒されてしまいました。こんなに上手かったっけ…? そして、Jonasの声も素晴らしい。20年前はちょっと不安定なところもあったけれど、いまじゃあのハイトーンが伸びやかに、美しく響きます。 線の細かったサウンドが、もはやメタル風味。Jonasの声の美しさと、幽玄の世界にいるような美しい音の重なりとで、まるでこれはメロディック・シンフォニック・エンジェリック・メタル。改めて、Silasのドラミングの力強さと的確さに脱帽してしまいました。 SpecialとかZoo Keeper’s Boyとか、And the Glass Handed Kitesの曲が好きなので、もうただひたすら聴き入り、見入りました。懐かしさと共に、どんどん寂しさが胸を満たしていきます。 ↑の写真はShe Came for Christmasです。これね、たしか新宿のリキッドでも見たような気がするんです。すごく美しい物語仕立てで感動したのを覚えています。当時のことがまさに走馬灯のように脳裏をよぎり、ここで一回目の涙腺緩みポイント。でもこらえました。まだ泣くの早い。 しかし次でアクシデント。機材トラブルで音が出ない? そのため、156がスキップされてしまいました。いやー、これは残念だった!けれど、Jonasが一生懸命会話で間をつないでくれて、「スタンダップコメディアンみたいだ(苦笑)」みたいなこと言ってたのかな?会場は一気に和みました。最後の最後でこういうことがあったけれど、かえって印象的な思い出になったかもしれません。 ![]() Mewのライヴはスクリーンの映像がとても綺麗で幻想的なのも特徴だと思います。 途中、何度も演奏するメンバーの影が映り込みました。本人たちを見るよりも、そちらを見ているとなんだかいろいろと胸にこみ上げてくるものがあり、しばらくじっと見つめていました。わたし、ボーが好きだったんだよなあとか余計なことも考えたけど。笑 Apocalypsoのカッコよさを噛み締めているうちにShe Spiderも終わり、本編が終わっちゃって、もうアンコール。次に何をやるかってもう予測はついているし、それを考えただけで心がキュッとしましたが、エンディングは確実に近づいていました。 Am I Wry? Noは本当によく聴きました。あの頃はインディシーンから彗星のごとく現れるバンドたちがたくさんいましたが、Mewはその中でもちょっと異質で、凛としていて、謎めいていて、若かりし私の心をかっさらっていきました。そんなことばかりが思い返されているうちに、あのイントロが流れ始めます。 Comforting Sounds。 ああ、来てしまった。終わっちゃう。 キーボードとギターのみの爪弾くような演奏に、Jonasの声が乗ります。 そしてゆっくりとSilasとJohanが現れる。SilasがキーボードのNickさんの肩を「お疲れさん」みたいにぽんぽんっと叩いたのを見て、私はそこで一気に涙腺を崩壊させてしまいました。あの仕草が、なぜだか、たまらなく胸に迫ったのです。 Jonasの天使の咆哮のような歌声を聞きながら、涙はとめどなく頬を流れ落ちていきました。 ネコちゃんがヴァイオリンを弾くあの映像が、記憶を一気に巻き戻します。 リキッドルームが新宿にあったころ。私はそれまで映像と音で魅せるバンドなんて知らなくて、彼らの音と不思議な映像の合わせ技に完全にしてやられました。何もできず、ただその場に立ち尽くして、ひたすらステージを見ていました。すごいバンドが出てきたなって思っていました。 ![]() 年を取ると涙もろくなるのです。 関係のないことまでいろいろない交ぜになってしまい、私は思い切り鼻をすすりながら、この日もじっとステージを見ていました。焼き付けておかないといけないと思ったから。 きらめく音の洪水でフィナーレを迎えると、温かい拍手と歓声が彼らに向けられます。 お辞儀をして、肩を組んで、手を振ってメンバーが去っていく。 ライヴの終わりはどのバンドだってそうなのに、Mewのフィナーレは、満たされつつも切なさが尾を引く、センチメンタルにならざるを得ない終わり方でした。 Jonasは下がろうとしたところで、ふと戻って、前列のお客さんの手を握ってくれました。 私も運よく握手をすることができました。ほわんとした優しい笑顔だったけれど、どこかさびしそうな感じも受けました。 Mewは解散したわけではありません。前に進むよ、と彼らは言いました。JonasとMew、どちらの新しい一歩も応援したいと思います。 ![]() 開演前にフラッグに書き込みをさせていただきました。プロモーターのと、ファン代表の方が主催してくださったものの2種類です。素晴らしい企画をありがとうございました。 ![]() Never say good-bye. See you sometime, somewhere in the world! Never forget you, such a great band. I love you. さよならは言わないよ、いつか世界のどこかで会おうね! 絶対に忘れないよ、こんな素敵なバンド。大好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.11.25 15:20:12
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