2004/09/18(土)20:07
■今日はしっぽり。秋ですね。
ここに住むようになって、
季節の移り変わりを『花』で感じられるようになりました。
それってとっても贅沢で素敵な事だと思い始めた今日この頃。
桜に始まり、つつじ、新緑、あやめ、桔梗、芙蓉の花が咲き始めたと思ったら
もう彼岸花の出番です。
本当に彼岸が近づいてきたら、一斉に家の前の彼岸花が咲き始めました。
そしてもうすぐ、あの秋の見事な紅葉シーズンを迎えるんですね。
我が家の家の入り口は、『こんなとこに家があるんかい?!』
っちゅう場所から伸びる砂利道の奥にあるのですが、
この歴史的風土保存地区と銘打たれた、行き止まりの砂利道へのアプローチ。
お寺の大きな門をくぐっていくのが、なんだか寺全体が庭みたいな気分にもなれて
天気のイイ日の景色も最高で、かなり気に入っています。
木の大きな門をくぐったら、お地蔵さんのあるこの秘密基地へ続く砂利道を曲がります。
ちょっと前までは家の周りは芙蓉の花がいっぱいでした。
最近はめいたん。
このお地蔵さんにも、毎日通る時に
手を合わせて『こんにちわ』もできるようになりつつあります。
日本の心を忘れずに、なんだかこういう野仏さんとかを敬う気持ちは
いつまでも持ち続けて欲しいと思いますね。
大好きなもみじの新緑の季節に、もみじに花が咲くって知ったのもここに来てからでした。
キレイな緑の中に、赤い小さなプロペラみたいな花が!
もみじは風媒花といって、このプロペラみたいな花がほんとに風にのって
竹とんぼみたいに飛んで、新しい命になるなんて。
30余年知らなかった・・・・。
一度聞いて見つけたら、そりゃぁもうそこらじゅうに小さな赤い花が咲いてるのにビックリ!!!!
こんなに沢山あるのに、今まで見えていなかった自分に2度ビックリ!!!
人間の意識ってスゴイと思いました。
いつもそこにあったのに、見えてなかった私。
見える人にしか見えないんですね。
何事もそうだけど、感度ってとっても大切ですよね。
いつもそこにあるのに、見えない人には見えない。
感じられない人には感じられない。
ある日突然気づいた時の衝撃ったらないですよね~。
モノだけでなく、日常のささいな事、景色、人の気持ち。
そういう気づきの連続なんでしょうか。人生ったら。
大事にしたいと思いました。そういうの。