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Jun 1, 2007
カテゴリ：独断と偏見に満ちた映画評
日本が世界に誇る特撮の帝王円谷英二氏が、
渾身の力をこめて創り上げ、その後のSF映画に多大な影響を与えた名作。それは‥‥ '63年の「海底軍艦」（東宝）です！  １万年以上前に太平洋上で繁栄を誇ったが、大地震で海底に没したといわれるムウ帝国。 ところがその残党は、卓越した科学の力で海底に巨大帝国を築き上げていて、 地球征服をたくらみ、人類に宣戦布告をした！ そんなムウ帝国を相手に戦いを挑んだのが、旧日本海軍の残党が南海の島で造った、先端に巨大ドリルを装備する超高性能の潜水艦！ しかし‥‥潜水艦の行く手には、恐ろしい巨大怪獣マンダが待ち構えていた‥‥！ 果たして人類の危機は回避できるのか‥‥?! 原作は明治の作家・押川春浪のSF小説。 監督は「ゴジラ」シリーズ等でおなじみの本多猪四郎。 怪獣マンダ、南海の島の秘密基地などのセットも秀逸ですが、 最も素晴らしいのは、巨大潜水艦(海底軍艦）のデザイン！ マンガチックだと笑う人もいますが、それだけにカルトな特撮ファンには大人気です。 それに舞台が日本から、南海の島、果ては海底帝国と、 全体的なスケールが、とにかく壮大！ 配役も、高島忠夫、藤木悠といったおとぼけキャラもいれば、 往年の大俳優・上原謙、軍人役がぴったりの田崎潤 東宝特撮の常連さん佐原健二、平田昭彦、小泉博、藤田進も、 それぞれの持ち味を十二分に発揮していて、楽しめます。 特に田崎潤演じる軍人精神ガチガチの海軍大佐は、名演でしたね。 18年ぶりに、美しい娘に成長したわが子と再会し、父性が胸のうちからどっとあふれ出るも、 国を守るという使命感から、父性を無理に押し殺し、そっけない態度をとる様子‥‥ それでもあとで、娘に優しい言葉をかけようとしても、娘から背を向けられ、 「戦争のことばかり考えているお父様は嫌い！」となじられ、哀しみに顔を曇らせる様子‥‥ ムウ帝国皇帝を演じた小林哲子も、なかなか凛々しく、美しかったです。 特撮もさることながら、海底帝国の地球征服という設定がユニークでした。    お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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うわぁ～懐かしい作品です。
ストーリーはほとんど忘れましたが、 胸ワクワクで観た覚えがあります。 >>高島忠夫、藤木悠といったおとぼけキャラ 確かに、「キングコング対ゴジラ」でもおとぼけでした。 ^ ^ 田崎潤‥そうですね。軍人キャラです。 (Jun 1, 2007 11:26:52 PM)
モイラさん、
好きな作品の一つですね。ジャケットの絵、たまらないですね。旧轟天号も良いですが、ファイナルウォーズの新轟天号も良いですね。 でもやはり、ムウ帝国皇帝の美貌がが一番の魅力でした (Jun 2, 2007 03:07:57 AM)
ドレミ王子さん、おはようございます♪
＞うわぁ～懐かしい作品です。 ＞ストーリーはほとんど忘れましたが、 ＞胸ワクワクで観た覚えがあります。 ＞ ＞>>高島忠夫、藤木悠といったおとぼけキャラ ＞確かに、「キングコング対ゴジラ」でもおとぼけでした。 ^ ^ ＞ ＞田崎潤‥そうですね。軍人キャラです。 ----- この頃の特撮（特に戦争もの）は、俳優さんを贅沢に使っていますよね。 映画会社各社に、それぞれお抱えの俳優さんがいたこともありますが‥‥ 俳優さんの上下関係が厳しかった日活に対して 東宝はスターも大部屋役者も、みんな友だち感覚だったそうです。 (Jun 2, 2007 09:50:19 AM)
愛チャン1753さん、おはようございます♪
＞モイラさん、 ＞好きな作品の一つですね。ジャケットの絵、たまらないですね。旧轟天号も良いですが、ファイナルウォーズの新轟天号も良いですね。 轟天号のデザインは、本当にすごいです。 子どもの心をうまく掴んでいるというか‥‥ スクリーン観ていて、唸りました。 もちろんポスターやジャケットの絵にも！ ＞でもやはり、ムウ帝国皇帝の美貌がが一番の魅力でした ----- 小林哲子さん、もう少し活躍してほしかったですね。 (Jun 2, 2007 09:52:44 AM)
特撮ベーシストさん、おはようございます♪
＞これもワクワクしちゃう作品のひとつですね。 やはり特撮の緻密さと、設定のユニークさ、 シナリオのうまさでしょうね。 音楽も素晴らしかったです。 ＞ムウ帝国皇帝の小林哲子はヤケに「今風」な顔です。 なるほど‥‥言われてみればそうですね。 (Jun 2, 2007 10:22:55 AM)
こんにちは。おそまきながら、おじゃまします。
これぞ東宝特撮映画というスタッフＸキャストＸストーリーと、 轟天号に尽きます！（マンダくんは少し弱い） 轟天号のデザインもサンダーバードプラモの箱の小松崎茂先生ですね。 （地球防衛軍、宇宙大戦争、も） やはり，ドリルはカッコイイ。 ドリル、パラボラ、は燃えます。 ムウ皇帝様は、やはりムウ帝国の一般人とは違い、 特別に先進的な顔立ちなのですね。 だから、現代の目から見ると、現代人顔に見えるのです。 さすが皇帝の血筋は違うと。（＾＿＾） アニメ版も見ました。 『新海底軍艦』1995年、東宝ビデオのOVA、全2巻(未DVD化)です。 キャラクターデザインが安彦良和！(ガンダム) 、 メカデザイン小林誠（Zガンダム，ガンダムZZ）ですから、 かなり真面目に作られていて、やはり轟天号がカッコイイのです。 「第１巻：滅亡へのゼロアワー」 「第２巻：メモリー・オブ・オーシャン」 声優さん以外に、瑳川哲朗、清水紘治も出てます。 (Jun 7, 2007 12:45:49 PM)
ITOYAさん、こんばんは♪
＞こんにちは。おそまきながら、おじゃまします。 ＞これぞ東宝特撮映画というスタッフＸキャストＸストーリーと、 ＞轟天号に尽きます！（マンダくんは少し弱い） キャストが本当に贅沢ですよね。 轟天号のすごさは、改めて書くまでもありません。 ＞轟天号のデザインもサンダーバードプラモの箱の小松崎茂先生ですね。 ＞（地球防衛軍、宇宙大戦争、も） ＞やはり，ドリルはカッコイイ。 ＞ドリル、パラボラ、は燃えます。 ＞ モイラはプラモというものでほとんど遊んだことがないので、 あまりよく知りませんが、 小松崎茂センセの名は知っています。 すごいセンスですよね！ ＞ムウ皇帝様は、やはりムウ帝国の一般人とは違い、 ＞特別に先進的な顔立ちなのですね。 ＞だから、現代の目から見ると、現代人顔に見えるのです。 ＞さすが皇帝の血筋は違うと。（＾＿＾） なんか凄みさえ感じましたね。あの皇帝は‥‥ ＞アニメ版も見ました。 ＞『新海底軍艦』1995年、東宝ビデオのOVA、全2巻(未DVD化)です。 ＞キャラクターデザインが安彦良和！(ガンダム) 、 ＞メカデザイン小林誠（Zガンダム，ガンダムZZ）ですから、 ＞かなり真面目に作られていて、やはり轟天号がカッコイイのです。 ＞「第１巻：滅亡へのゼロアワー」 ＞「第２巻：メモリー・オブ・オーシャン」 ＞声優さん以外に、瑳川哲朗、清水紘治も出てます。 ----- アニメ版なんてあるんですか？知りませんでした。 お恥ずかしい。 ネットで探せばあるでしょうかねえ‥‥ 貴重な情報ありがとうございました！ (Jun 7, 2007 09:42:54 PM)
遅レスでスミマセン（トラックバックも）
スーパーメカとかに弱い私は、怪獣が主役でない特撮物はイマイチ苦手なんですが、 この作品はドラマ部分がしっかりしているので面白く見られます。 ただ、ムウ帝国が悪玉としていささか弱いせいか、なんか可愛そうで最後は見ていられませんね。。。 (Jun 18, 2008 10:51:41 PM)
hayaminさん、こんばんは♪
＞遅レスでスミマセン（トラックバックも） ＞スーパーメカとかに弱い私は、怪獣が主役でない特撮物はイマイチ苦手なんですが、 ＞この作品はドラマ部分がしっかりしているので面白く見られます。 ＞ただ、ムウ帝国が悪玉としていささか弱いせいか、なんか可愛そうで最後は見ていられませんね。。。 ----- いえいえ、カメレスも大歓迎でございます。 確かにムウ帝国の皇帝といい長老といい、 弱いといえば弱いですね。 でも本多監督は、滅びゆくものの哀れさを出したかったのだろうと思います。 怪獣が主役でない特撮も、モイラは大好きですよ。 変身人間４部作なんて、すごいアイディアだと思いますね。 (Jun 18, 2008 11:30:35 PM) |
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