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Jul 9, 2008
カテゴリ：独断と偏見に満ちた映画評
任侠映画の帝國・東映に咲いた大輪の花・藤純子‥‥
彼女の代表作と言えば‥‥そう、「緋牡丹博徒」シリーズですね！ 本日お届けするのは、その記念すべき第一作です。  緋牡丹博徒(DVD) ◆20%OFF！ 時は明治中期。 刺青のやくざ者たちがひしめく賭場に、 慎ましやかだが、深い哀しみと、強い意志を秘めた、美しく若い娘がひとり‥‥ 娘の名は矢野竜子。通称・緋牡丹のお竜。 肥後は五木の侠客だった父の仇を討つために、 女を捨てて、渡世人となったのだった‥‥！ 白い柔肌に緋牡丹の刺青を入れたお竜は、女一匹渡世にかけるやくざ者ですが、 もともとは裁縫、茶道、華道を仕込まれていたお嬢様。 仁義を切る時にも、出入りに繰出す時にも、 立ち居振る舞いに、ぬぐいがたい品のよさを感じさせます。 おまけに、あの涼しげな目元の端整で凛とした顔立ち。 女侠客役で、これほどの気品を出せる女優は、そうはいないでしょう。 相手役の高倉健さん、めっちゃかっこよかったですね。 孤独な女侠客と一匹狼‥‥まったく憎い配役です。 若山富三郎はバカみたいだけど、 金子信雄、清川虹子、大木実、待田京介といった名脇役が、 芝居を盛り立てていましたね。 元会津藩の武士にしては、大木実は刀の使い方が下手だと思いましたが‥‥ 暑い夏は怪談もいいけど、こういう何も考えずに観れる任侠娯楽映画もいいものです。  緋牡丹博徒 二代目襲名(DVD) ◆20%OFF！  緋牡丹博徒 お命戴きます(DVD) ◆20%OFF！  緋牡丹博徒 花札勝負(DVD) ◆20%OFF！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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