カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
この1986年の作品が大好きな人、映画ファンならずとも多いようですね。
映画ポスター『スタンドバイミー』リバーフェニックス出演◆ 作家として活躍しているゴーディ(リチャード・ドレイファス)が、 12歳の時の親友で弁護士のクリスが暴漢に殺害された事件を新聞で知り、ショックを受け、 12歳の夏の友人たちと過ごした忘れられない出来事を思い出すところから、 物語は始まるのですが‥‥ モイラは映画館で見た時、出だしの30分は、 「なんだ、ただのノスタルジー映画か‥‥」と、 ちょっとがっかりしていました。 でも物語が進めば進むほど、スクリーンから目が離せなくなりました。 12歳にして家庭の事情などから、既にトラウマを背負っている4人の少年たちが、 それぞれ大変に個性豊かで、輝いていましたね。 モイラは夭折したリバー・フェニックス演じるクリスよりも、 牛乳瓶の底のような眼鏡をかけたテディに、心惹かれました。 ノルマンディの戦いで精神にダメージを受けた父親に、 頭からオーブンに突っ込まれて、耳にひどい火傷を負わされても、 「父さんはノルマンディの英雄だ!」と胸を張り、 犬をけしかけるオッサンに、「お前の親父はキ●●イだ!」と罵られようものなら、 相手を殺しかねない剣幕で食ってかかるテディの姿には、涙が出ました。 「死体を見に森の奥深くまで歩いて行く」という設定が、 一見グロだけど、ユニークですね。 思い起こせば、モイラも小学生の時、 近所の子どもたちと近くの丘の中腹に、ダンボールで秘密基地のようなものを作って テレビアニメの話をしたり、ターザンごっこみたいなことをしたりして 遊んだものです。 時には喧嘩や仲たがいをしながら‥‥ 今の若い世代の人たちは、「スタンド・バイ・ミー」を観て、 「すっごく羨ましい‥‥」を連発するんですってね。 なぜかと訊くと、こう答えるそうです。 「自分はこれほどまで、友だちと無我夢中になって遊んだことがないから」 「この映画の少年たちのように、友だちと本音で話したことなんかないから」 ‥‥(かわいそうすぎて、言葉がありません) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 29, 2009 11:32:18 PM
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