2021/05/27(木)07:19
私生活は徹底して秘密★渥美清
日本人なら誰でもきっと一度は観たことのある「男はつらいよ」シリーズ‥‥
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ギネスにも載ったシリーズ48作という大記録の一番の功労者は、
主演のこの方でしょうね。
モイラが幼稚園生の頃、「♪パーンシローンでパンパンパン‥‥」という
CMソングがしょっちゅうテレビで流れてて、
渥美サンの顔の露出度も高かったものです。
角ばった下駄みたいな輪郭の顔、小さな目‥‥
お世辞にも美形とはいえませんが、なんだかとってもあったかな雰囲気のおじさん‥‥
幼稚園生でさえも、ひと目見たら忘れられない顔でしたね。
(似顔絵作家にとって、もっとも似顔絵にしやすい顔なんじゃないでしょうか?)
この頃、両親がテレビで「泣いてたまるか」を観ていたのを、かすかに覚えています。
子どもの頃は虚弱体質。のちに戦後の混乱期、不良少年となり、
テキ屋の一家にも一時身を寄せ(これが「寅さん」のルーツ)、
盗みで警察にひっぱられた時、
「お前はその個性的な顔を生かして、役者になれ」(これ、ほめ言葉?)と、取調べの刑事に諭されたとか。
で、浅草のストリップ小屋でコメディアン修行するも、
不摂生がたたって肺結核を患い、2年間のサナトリウム生活。
療養後は酒や煙草、コーヒーまでも断ち、やがて第一線の俳優として活躍するわけです。
大のマスコミ嫌いでs、
私生活を親しかった人々にも明かさなかったことでも、有名でしたね。
大親友の井上ひさし氏も、渥美サンの自宅を知らなかったというくらいなんですから。
ご子息がニッポン放送に就職した時、渥美サンはニッポン放送本社まで挨拶に行ったのですが、
会社の人は、彼を見ても、まさかあの寅次郎の渥美清とは全く思わず、
あとで「あれは渥美清だ」と知って、腰を抜かさんばかりに驚いたそうです。
喜劇役者としては第一級。
歌も抜群にうまかったですね。
ただ、晩年の「寅さん作品」は、ちょっと正視に堪えませんでした。
渥美サン、メイクで必死に隠してましたが、それでも衰えぶりがミエミエで。
しかしまあ、日本映画史に永遠に残る役者さんであることには、変わりありません。
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