カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
大蔵新東宝といえば、エログロ路線で有名ですが、
こういう特撮ヒーロー&冒険活劇も作っていたんです。 モイラはこの映画、大学生の時、 オールナイトで全シリーズを観ました。 「特撮がめちゃくちゃチャチい」「宇津井健のコスチューム最悪!」「完全なお子ちゃま向け」などなど さんざ悪評を学友から聞かされた上での鑑賞でしたが‥‥ 最終的な感想‥‥結構面白い冒険活劇じゃん! そりゃまあ、同じ昭和32年に東宝で封切られた「地球防衛軍」に比べたら、 特撮はチャチいし、宇宙会議で出て来る宇宙人たちの造形も、まるで遊園地のお化け屋敷のお化けレベルだよ。(ミステリアンがかっこ良すぎ!) 宇津井健のバレリーナそこのけのもっこりタイツ姿も、正直ちょっと眼のやり場に困ったよ(宇津井健さん、かなり恥ずかしかったろうね)。 スーパージャイアンツが空を飛ぶ時のニュース映画のBGMみたいなマーチにも、噴き出しそうになったよ。 (♪チャンチャラッチャチャーン、チャチャチャチャチャチャーーーン‥‥ってナンだあ??) でもしょうがないよ。製作費2億円余り(昭和32年当時で!)の「地球防衛軍」とは、予算の桁が違うし、 特撮がチャチいのも、造形が安手なのも、ある意味時代のなせるワザ。 宇津井さんが数々の悪漢と闘うシーンなどは、なかなかミセますよ。 地球での原水爆実験を阻止するために、エメラルド彗星から派遣されたヒーローって設定が、 さすが世界唯一の被爆国ニッポンの映画って感じ。 お子様向けでも、反核・平和へのメッセージを忘れてはいないのです。 でもなんでヒーローが1人なのに、スーパージャイアンツって複数形なのかなあ? この映画の公開当時も、読売巨人軍が優勝して子どもたちに絶大な人気でもあったのかな?(モイラは野球のことほとんど知りません) 若き三ツ矢歌子さんが、メタリックシルバー(?)の戦闘服に身を包んで、宇宙人と戦う姿もかっこよかったです。 あと、のちに和服美女の代名詞のような存在となる池内淳子さんの出演も必見。 CG多用の今の特撮(とも言えないな)映画に飽きた方、おすすめです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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