カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今宵お届けするのは、火野葦平原作の壮大な大河ドラマ 「花と龍」でございます! 【中古】 花と龍 /加藤泰(監督、脚本),三島与四治(制作),火野葦平(原作),美空ひばり(主題歌),渡哲也(玉井金五郎),香山美子(玉井マン),竹脇無我(玉井勝則),石 【中古】afb 明治44年、玉井金五郎(渡哲也)とその妻マン(香山美子)は、幼い息子の勝則を連れて、 北九州のとある線路沿いを、若松に向かって歩いていた。 やがて若松にたどり着いた夫婦は、港湾労働者たちを束ねる永田組のもとで懸命に働き、 様々な苦難を乗り越えながら、次第に労働者仲間たちの信頼を得ていった。 そしてついに金五郎は独立して、「玉井組」の看板を掲げるのだが…… 火野葦平原作の大河小説「花と竜」は、昭和27~28年にわたって読売新聞で連載され、 大人気を博し、本作品を含め、過去5回も映画化されています。 最初は1954年、藤田進主役(東映)で、二度目は1962年、石原裕次郎主役(日活)で、 三度目は1965年、中村錦之助主役(東映)で、四度目は1969年、高倉健主役(東映)で。 主人公・玉井金五郎は火野葦平の実父で、つまりはほとんどノンフィクションなんですよね。 金五郎が賭場で再会した昔なじみの女・蝶々牡丹のお京(倍賞美津子)から 見事な入れ墨を入れられるシーンが忘れられません。 そして、港湾労働者のトップにのし上がろうとする金五郎を支える気丈な妻マンは、 まさにモイラが理想とする女ですね。 いかなる苦境にも動じない働き者の妻……モイラもかくありたいものです。 映画の後半は、押しも押されぬ親分となった金五郎と、成人した息子の勝則(竹脇無我)との対立を主軸にストーリー展開がなされます。 勝則が娼婦の光子(太地喜和子)と恋仲になるけれど、 光子が足抜け(遊郭からの脱走)に失敗して、遠いマニラの地に送られるシーンは、 涙なしには観ることができませんでした。 キャスティングは他にも、佐藤慶、南原宏治、白木万理、沢村貞子、菅井きん、 笠智衆、石坂浩二、田宮二郎、伴淳三郎、坂上二郎と、豪華ですよ! 監督は加藤泰、脚本は加藤泰、三村晴彦、野村芳太郎。 とにかく見応えのある一作です!! 【中古】 みな殺しの霊歌 /佐藤允,倍賞千恵子,応蘭芳,加藤泰(監督、構成),鏑木創(音楽) 【中古】afb 【中古】 怪談 お岩の亡霊 /加藤泰(監督、脚本),若山富三郎,桜町弘子 【中古】afb 【中古】 陰獣 江戸川乱歩 /あおい輝彦,香山美子,川津祐介,加藤泰(監督、脚本),江戸川乱歩(原作),鏑木創(音楽) 【中古】afb 【中古】 緋牡丹博徒 お竜参上 /藤純子,嵐寛寿郎,菅原文太,加藤泰(監督、脚本),斎藤一郎(音楽) 【中古】afb 【中古】 男の顔は履歴書 /安藤昇,中谷一郎,伊丹一三,加藤泰(監督),林光(音楽) 【中古】afb にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 31, 2020 08:56:25 PM
コメント(0) | コメントを書く
[独断と偏見に満ちた映画評] カテゴリの最新記事
|
|