カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今宵お届けする名画は、サスペンスの帝王 アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作 「北北西に進路を取れ」でございます。 【中古】北北西に進路を取れ 特別版 [DVD] wyw801m ニューヨークで広告代理店を経営するロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は、 ホテルでの会合の時に、謎の男たちから偶然ジョージ・キャプランという男と間違えられ、 拳銃をつきつけられ、拉致され、車で郊外の豪邸に連れ込まれた。 そこで待ち受けたのが、リーダー格のレスター・タウンゼントという男で、 彼はどれだけの情報をつきとめたかとロジャーを詰問するが、 全くの人違いだと言い張るロジャーに強い酒をむりやり飲ませて、 盗難車の運転席に押し込み、酩酊運転の果ての交通事故死に見せかけて殺そうとしたが、 ロジャーは危うく事故死を免れた。 そしてロジャーは、キャプランという男の正体をつきとめるべく、 タウンゼントが国連本部に勤務していることを思い出し、 タクシーでそこへ行くが、受付が呼び出したタウンゼントは、 ロジャーをひどい目に遭わせた男とはまるで別人で、 その本物のタウンゼントも、何者かが投げたナイフで背中を刺されて殺された。 タウンゼントの背中のナイフを抜いたロジャーは、その場面を写真に撮られ、 彼は警察からも追われる身となってしまった。 それでも、キャプランのことを知りたいロジャーは、警察からの逃亡も兼ねて、 サングラスで顔を隠し、シカゴ行きの寝台特急列車・20世紀特急に切符なしで乗り込み、 そこで謎めいたブロンドヘアの美女 イヴ・ケンドール(エヴァ・マリー・セイント)と出会うのだが…… ニューヨーク、シカゴ、ラシュモア山と、行く先々でロジャーが命を狙われる様子が、 観る側をハラハラドキドキさせます。 まさにサスペンスの王道を行ってますね! 巨匠ヒッチコックの計算された秀逸な演出もさることながら、 アーネスト・レーマンの脚本が実によく練りこまれているんです。 未見の方のために詳しくは書きませんが、ロジャーが持っている紙マッチや、 イヴが使う小型拳銃といった小道具が、小憎らしいほどうまく使われています。 モイラがこの作品を初めて観たのは、小学六年生の時、自宅のテレビ放映でですが、 傍らで今は亡き映画人の父が、一緒に観ながら解説をあれこれとしていましたね。 映画の至る所に登場するバカでかいアメ車の種類とか、 出演俳優のプロフィールとか(名優ジェームズ・メイソンも出てましたね)、 当時の日本にはまだなかった個室寝台車・20世紀特急のこととか…… まだほんの子どもだったモイラも、個室寝台車の近代的で洗練された美しさや 食堂車でイヴがロジャーに勧めるカワマス料理に、目をこらしましたね。 特にモイラの目を引いたのが、エヴァ・マリー・セイントのブロンドヘアの輝くばかりの美しさと、 彼女がシカゴのホテルで身に着けていた、黒地に真紅の大きな花模様のミディ丈ドレスと、 クライマックスのラシュモア山のシーンで着ていた、目も覚めるような明るいオレンジ色のワンピースと、同じ色のコートとストールでした。 ブロンドヘアのハリウッドの女優って、明るい色の服が本当によく似合うなあと、感心したものです。 ハラハラドキドキを味わい、なおかつ目の保養をしたい方には、おすすめの一作ですよ!! 【中古】 鳥(Blu−ray Disc)/ロッド・テイラー,ティッピ・ヘドレン,ジェシカ・タンディ,アルフレッド・ヒッチコック(製作、監督) 【中古】afb 【中古】 裏窓/アルフレッド・ヒッチコック(監督),ジェームズ・スチュワート,グレース・ケリー 【中古】afb 【中古】 めまい(Blu−ray Disc) /ジェームズ・スチュワート,キム・ノヴァク,バーバラ・ベル・ゲデス,アルフレッド・ヒッチコック(製作、監督) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 7, 2022 11:57:11 PM
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