カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
昨日、安倍晋三元首相が銃で暗殺されましたね。 銃による凶行と聞いて驚いた方も大勢いると思いますが、このモイラもその一人です。 今宵は、銃による殺人事件が日本より遥かに多いアメリカ社会の暗部を描いたドキュメンタリー映画 「アメリカン・バイオレンス」を、ご紹介します。 この映画では、’63年のジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件をはじめ、 ’66年のテキサスタワー銃乱射事件、 ’73年にニューオーリンズで起こった銃無差別乱射事件、 ’78年に起こったカルト教団「人民寺院」の教祖や信者達の集団自殺事件、 ’80年12月8日のジョン・レノン射殺事件など、 アメリカのみならず、世界を震撼させた事件を取り上げています。 中でも衝撃的なのが、テッド・バンディ、ディーン・コール、エドモンド・ケンパー三世といった シリアル・キラー達が起こした事件でした。 テッド・バンディは、一時期、名門スタンフォード大学に籍を置いたこともある知能指数の高い人物でありながら、 ’74年から’78年にかけて、なんと30人以上の若い女性や少女をレイプした挙句に殺し、 裁判で死刑判決を受けた時にも平然としていたシリアル・キラーで、 モイラはスクリーンでバンディを観ながら、身体の震えが止まりませんでした。 また、ディーン・コールは’70年から’73年にかけて、 28人の若い男性や少年を誘拐し、レイプし、拷問した挙句に無惨に殺した男で、 彼はレイプ&殺人仲間の少年に射殺され、その後、シリアル・キラーとして有名になりました。 そして、エドモンド・ケンパー三世は、カリフォルニアのサンタクルーズで、 女性8人を次々と殺害し、遺体を犯した後、バラバラにして捨てたシリアル・キラーです。 ケンパーは、なんと自分の祖父母や母親まで殺しているんですよね。 映画では囚われ人となったケンパーをインタビューしていますが、 眼鏡をとったりはずしたりして、「この眼鏡だと、真面目な顔に見えるかな?」などと平然と言い放つ彼の姿に、 モイラはぞっとしたものです。「こいつ、人間の血が流れていないのか!?」とも思いました。 ケンパーは死刑を望んだけど、当時カリフォルニア州では死刑が一時的に廃止されていたので、 終身刑を言い渡され、73歳になる今も刑務所で暮らしているそうです。 全編に日本語(男性)のナレーションが流れていますが、 これがまた効果的で、観る側の恐怖心をかきたてていましたね。 本当に怖い、でもとても見ごたえのあるドキュメンタリー映画でした。 夏の暑さに参っている方は、この映画を観たら涼しくなるでしょうね。 では、今宵はこのへんで……おやすみなさいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 9, 2022 07:15:33 PM
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